| 2008年10月04日(土) |
世界が裏切るその前に |
ぎりぎりに起きて、わーっと用意して、渋谷で「ブラザーズ・クエイの幻想博物館」を見て来ました。 しかし何度も行くのが面倒&行けないかもしれない、という理由でBプロとCプロをハシゴしたんですが、やっぱり無理がありました(笑)。すごい疲れた。67分と68分のプログラムで、休憩1時間挟んで短編9本を見たんだもんな。 ともあれ、内容は非常に面白くて(分かってたけど)満足いたしました。比べて見ると、ストリート・オブ・クロコダイルてまだポップな部類ですねえ。ネジが可愛いの。人形も可愛い。私的に。しかし肉片が出て来た瞬間にシュヴァンクマイエル臭くなるなあ。 残すはAプロとDプロ(Eプロは切り捨てた)なので、後2回通わねば。同時上映の日もないし。んでその後は新作の「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」も見ねば。 ちなみにブラザーズ・クエイは一卵性双生児で、若い頃は美形でした(今もかっこいいとは思われますが)。なんかもう、それだけでも美味しすぎる設定だ。
あと、予告されていたレイトショー「ノーマン・マクラレン作品集」も見に行きたいです。夜9時からだからきっと可能だ。13本で87分の長期戦ですけど「隣人」を見れるチャンスだわ。 しかししかし、初日の10/25には山村浩二さんのトークショーもあるらしく激しく行きたいんですが、アカツキイベントだよう畜生!
そしてその後渋谷でたつきさんとチケット受け取りがてら食事してきました。 ほぼ初対面ですのに長々とありがとうございました。楽しかったです! 今後とも何卒よろしくお願いします。
その時にも語ってみたんですけれど、ウツセミを聴き込んでいくうちに感じた私なりの考察を、少し。 聴いてて私は「音は今のプラなんだけど、なぜか初期っぽい、ハイド&シークぽい感触がするなあ」「すごく大人というか、『大人の男の仕事』の感じがするなあ」と感じました。 で、それはきっと、ファンおよび聴き手のニーズではなくて、「自分たちが良いと思うもの・好きなものを求めて突っ走った感」があるからじゃないかな、と思います。こういうのが聴きたいんでしょう、ではなく、こういうのがやりたいんです、という姿勢。だからどこか閉塞的で、バンド内で完結してて、でも独りよがりではないから「大人の男の仕事」になってて、私たちはそれを外から見せてもらっているような、そんな感じ。
今にして思えば、ネガとポジは、すごくファンのニーズに答えようとしていたアルバムだったなあと思います。当時インタビューで言っていたように「このバンドが存在する意義とは?」という考えに立って作った故の、とても親切でやさしいアルバムだったんだ、と。 ウツセミはその先の世界で、彼らはその先に行こうとしているのだ、と。10周年感謝祭はとりあえず終了、僕らは前へ進むよ、というアルバムに感じます。一緒に行こうよとは言ってくれるけど待っていてはくれない、歩幅は合わせてはくれない、そんな感じがします。
そして、私はバンドというものに「男同士の世界」的なものを求めている部分もあるので、そういう姿勢はとても好ましいです。まさに「それが心地よいのです」て感じです。バンドっていうものは、女子とは絶対的に違う「男の子の世界」を見せてもらえる、ひとつの事象だと思っているので。
良く言えば媚びてない、悪く言えば不親切な、そんなアルバムで、私にはそれが心地よいのですよ。
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