| 2005年10月08日(土) |
葉山に行って来ました |
葉山とは、鎌倉近くのリゾート地(俳句みたい)
何しに行ったかって、そりゃー…神奈川県立近代美術館です。「造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展 幻想の古都プラハから」というディープで素敵な展覧会ですよ。 絶対行く!と意気込みつつ、遠いのと忙しいのでやばい、と焦っていたんですが、外出予定だったツレが、雨のため中止になったから連れて行ってやる、と言ってくれ、ラッキー!とばかりに連れて行ってもらいました。私の洗脳が効いたらしく、興味もあったらしい。しめしめ。
新宿から湘南ライナー一本(+バス)で行けたんですが、けっこう面倒だったので車で。遠かったことは遠かったんですが、高速も混んでいなくてそこまで時間はかかりませんでした。
神奈川県立近代美術館は鎌倉と葉山にあって、新しくてモダンな建物でした。何故葉山に作ったのかは、謎。 場所的にも展覧会の内容的にも、人は多くなくでもいないわけではなく、うわ寂しい〜てこともないけどゆっくりのんびり見れる、ちょうどいい感じでした。 展示は作品の内容によって6つに区切られてて、それに沿ってオブジェや絵や映画が流されてました。入った途端に切り株のオテサーネクくんが鎮座してお出迎えしてくれたのに感動。うおー触りたい! ヤンの作品は「触覚」をテーマにしたものも多く、触ってくれ〜という内容なのに「お手を触れないでください」と書いてあり、とても苦しみました。触りたい! 触りたいよう! しかし「シュヴァンクマイエル展」なのでヤンだけでなく奥さんのエヴァの作品もいっぱいあって、かなりボリュームたっぷりでした。すごいなあ、エヴァさんが20才の時結婚して(ヤンは26才)、40年以上たった今もずっと公私共にパートナーなんだもんなあ。 最後には映画で使用したオブジェ達があり、「ファウスト」のセットがどーんと設置されてて横でビデオも流れて、ちらっと見たツレが「あの映画見たい」と言うのですかさず「DVD持ってるから!」と言いました。「アリス」は見せて反応良かったんだよなあ、しめしめ。そこに出て来るめっちゃ恐い兎がボート漕いでるオブジェもありました。本当に恐い、あいつ。あと「悦楽共犯者」の自慰マシーンもあって恐かった。で、来年公開予定の新作「ルナシー」(このタイトル!仮ですけど)の予告も流れてて、、、恐かった。ほんとに。おまけ的に過去から新作までの映画撮影現場スチール写真が展示されてましたが、今年1月の元気な撮影姿を拝めて嬉しかったです。だって御年70いくつとかで、なのにめっちゃ精力的だし、いつ体調崩されるか心配で。ブラッドベリの次に心配です。 それにしても、彼はシュルレアリストであり、作品はとても独自の世界なのですが、ツレが「もっと内向的かと思ったけどめっちゃ外に向けてるんやな」と言った通り、決して自己完結の世界ではないんですよね。それを改めて感じました。チェコというお国柄もあるのでしょうが、反体制とか政治的なこととか、もっとパーソナルな部分とか、すべてにおいてとても攻撃的で開放的です。暗くてじめっとしてるけど、どこか高尚で健全な感じがするのはそういう部分のせいかなーと勝手に思ってます。
そういや協賛にアンダーカバーが入ってて、何してるの?と思ってたんですが、展示物の一部が「アンダーカバー高橋氏所蔵」でした! そういうことかい。でも、これ持ってるんだ〜と驚愕もしました。いいなあ、居間に飾ったりしてるんだろうか。標本と骨の複合体のすっごいオブジェを…
場所が海辺でしたので、見終わって出るととても素敵に海が開けて、皆そこで休憩しつつ海を眺めてました。天気は悪かったけれど雨ではなく、良い感じに日暮れて素敵でした。サーファーもいっぱいいたなあ。しばらく眺めてたら、潮風で身体がベタベタしてきたので、そういや私、潮風苦手だった(長時間吹かれると倒れる。数回経験あり)と気付いてミュージアムショップに逃げ込みました。絵葉書何枚かと(イジー・トルンカのもあった。展覧会したのか…!)エヴァの書いた「オテサーネク」の絵本、それにツレがえらい気に入った「アリス」の日本版とイギリス版のポスターを買って御満悦です。 それから日が陰ってきたので、暗くならないうちに!と「シュヴァンクマイエル展」の看板の前でツレに写真を撮ってもらい(バカ)バス待ちの方々を尻目に、車に乗り込んで帰りました。あんまり本数もなさそうだし、一斉に移動するしかないんだろうなあ。客は若い人がやっぱり多かったですが(カップルも多かったけど一人で来てる人も多かった、そして男女比が同じくらいだった)、年輩のご夫婦とかもいて、理解しているのか、好きなのか、そもそも知っているのか、といらぬ心配をしました。
でも本当、面白くて貴重な体験をしました。関東の方、ぜひ!
帰りの車ではこの前買ったMEWの新作を聴いてました。フランツ・フェルディナンドと同じく、2作目にしてプロデューサーも変わって音が太くなりましたねえ。でもこっちは程よいかも。相変わらずメンバー4人で仲良く一緒に暮らしているらしいですが、ちっちゃなアパートから庭付き(だっけ)の素敵なお家になったそうですよ。このまま仲良く音を突き詰めていけば、デンマークのU2になれるかもよ。最後に一曲日本語バージョンが入ってたのですが、例えばニューオーダーに比べて違和感がなかったのは、偏にボーカルのうまさかと思われます(ニューオーダーってうまくないからな…)。あと、詞も良かった。誰が書いたか解りませんが、美しい言葉が使われてました。ニューファンウンドグローリーとか日本で始まる曲があって、直訳もいいとこな歌詞で爆笑だったんですが、MEWはその点割と良かったです。
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