ディリー?闇鍋アラカルト
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2006年03月07日(火) 温暖化・・・2

「地球シミュレータ」による温暖化予測についての記事を前回(2/28)書いた。
僕はその番組NHKスペシャルの1を見た後友人に電話して、次の日の2を見るように言った。
このままでは100年後アマゾンは砂漠になる!という予測を本当に深刻に受け止める人は少ないかも知れないと思う。
自分や子供たちの問題として考える必要があるのだ。
温暖化が進むと青森県ではりんごの生産には暖か過ぎるようになる。だからみかんの産地として変わるだろうというような予測は学者の発想で、実際に農業をしている人の発想とは思えない。作物をりんごからみかんに切り替えるためにどれだけの困難が起こるだろうか?何十年もりんごを成らせ続けた樹が温暖化による台風増加で根元から倒れたり、年々弱って行くのを見る農夫の気持ちを想像出来るだろうか?みかんに切り替えたところですぐにうまく行くとは限らない。
この地球上の生物の全ては温暖化現象ほどのスピードの変化と対応して変化するような進化の仕方をしていない。
世界遺産の白神岳のブナ林は絶滅するだろう。
アマゾンが砂漠になるような事態に至って、ブナ林や人類が無事で居られるわけがない。
人類の全てが絶滅するなどと言うつもりはないが、大幅な食料減産や土地を捨て移動しなくてはならない億単位の人々が出現するだろう。自然災害の大量死者・犠牲者・損害、例えばハリケーンカトリーナによるような事がますます増えて行く
そのようなニュ−スが恒常化してTVで見られる時、それをどのような気持ちで受け止めるのだろうか?
自分自身が借金まみれになってその土地で生きて行く事が出来ないとき、どのような気持ちでその土地を離れるのだろうか?
自分たちの子供や孫に、自分たちが愚かで温暖化を進めてしまった事をどのように詫びるのだろうか?
詫びて済む事だろうか?
対策は有る。
化石燃料使用を漸次やめれば良いのだ。
すでに国家として取り組んでいる例も有る。
http://diary.jp.aol.com/pvaqenpt/231.html
サトウキビを栽培出来るほど暖かくない所では、http://www.nanohana.gr.jp/index.php
のような取り組みも有る。
石油の利権のためにイラクで大量殺人を犯す暇や労力があるなら、温暖化にブレーキをかけるどれだけ有効な対策が可能であろうか?


いなっち |MAILHomePage

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