ディリー?闇鍋アラカルト
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2005年01月08日(土) インフルエンザ脳症

昨年暮の「少年マガジン」の「クニミツの政」は「効かない風邪薬」をテーマとしていた事は前回の闇鍋に書いた。
新年4日。次の号が発売になり、僕はすぐ買いに行った。
「次号!!この国の驚愕の実態にクニミツと佐和が迫る!」という前号の引きで、どのような展開か待ち遠しかったのだ。
今回の「クニミツの政」ではインフルエンザ脳症に触れていた。
このインフルエンザ脳症については「成人病の真実(近藤誠著 講談社)」に書かれている。インフルエンザ患者に「効かない風邪薬」を投与して悪化したのがインフルエンザ脳症というのが近藤さんの見解だ。
「クニミツの政」で「薬を飲む事によって病気になる事もある」と教えてくれた医師藪はクニミツに「もっと知りたければ」と言って紹介したのが、慶應大学病院の近藤誠医師であった。
コミックではクニミツたちが近藤医師と語り合っているという形になっているが、実際には少年マガジン編集部が取材している。
内容は「成人病の真実」に書かれていた事が述べられている。
インフルエンザに風邪薬を投与して、悪化し、それをインフルエンザ脳症と呼んだのは日本だけである事、同様な病気は海外ではライ症候群と呼ばれて風邪薬との関連が指摘されている事、日本ではその関連を厚生省が隠蔽を謀ってしまった事・・・と書いてしまえば、次の号の内容まで勇み足しちゃう事になるなあ。
クニミツは「ニッポンを変える男で御座います」と啖呵を切っているので、厚生省の事にまでいずれ話は及ぶだろう。
次の展開が楽しみだ。
コミックの内容よりも、それがこの国の人たちにどのような影響を及ぼすかという事が・・・
近藤さんの本はこの闇鍋でも既に取り上げているが、皆様にも一読を勧めたい。
余計な医療によって、からだを傷付けたり、金を失わない為にも、子孫に負担を押し付けない為にも・・・


いなっち |MAILHomePage

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