「間違ってます。」
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2003年04月05日(土)
春のせいかしら?(1)
うちの台所には使いこなせていない文明の利器がふたつある。
電子レンジと圧力鍋である。どちらも結婚したころにいただいたものなので、
二年半ほど所有していることになる。
電子レンジはボタンやつまみ(?)がななつもやっつもくっついている代物なのだが、
「あたため」機能(「あたため」ボタン+「スタート」ボタン)しか使ったことがない。
以前「解凍」してみようと試み、やり方がわからずあきらめたことがある。
そして圧力鍋。はっきり言って使ったことがない。
以前それで旦那様が冷凍肉まんを蒸かしていたのは目撃したが、常時しまいっぱなしが現状である。
これではいかんと唐突に思い立ち、取扱説明書を引っ張り出して読む。
そう、なんで使えてないかというと、この「取扱説明書」を読むのがしちめんどくさいからだ。
ちなみにうちの実家にある電子レンジ(二十年くらい使っている)は何の予備知識もなく使える優れものだ。
で、うちのレンジなのだが、レンジ・オーブンの他に、グリルとさらに揚げ物などをカラッと温める機能と、大まかに四つの機能があるらしい。
はっきり言ってレンジ以外は使いそうにない。ガスオーブンあるし。
モノってのは多機能になればなるほど使い勝手が悪くなる気がする。
便利になればなるほど不便。変な話だ。使いこなせれば話は別なんだろうけど。

圧力鍋は今後おそらく、蒸し器として活躍することになると思われる。うちに蒸し器ないから。
説明書には取り扱いの注意点や基本的な使い方のほかに素材別の加熱時間やいくつかのレシピが載っていた。
が、問題は普通本に載っているようなレシピは圧力鍋を使うことを前提としてないことなのよね。
結局使い込んでくせやコツをつかんでいくしかなさそうだ。先は長いな。

ついでというわけでもないが、システムキッチンにくっついている(というよりくっつけた)ガスコンロの説明書もひっぱりだしてみる。このガスコンロは現在住まっている中古物件を購入したときに入れたもので、付き合いは一年と四ヶ月になる。
実はこのコンロにも謎のボタンが付いていた。
この際だから、その謎も解明しておこうというわけである。
読んでみればこのコンロ、温度センサーなるものがついていて、揚げ物などをするときにはそのボタンで温度を設定しておくと、油の温度を察知して、コンロが勝手に火力調節をしてくれるというのだ。知らなかった。びっくり。
うちで揚げ物をすることは、まずない。温度調節がよくわからないし、使い終わった油の処理がめんどうだからだ。
そのようなわけで、せっかくなので夕飯はとんかつにしてみる。本当は医者からカロリー制限を言い渡されているので揚げ物などを食べている場合じゃないのだが、そこはまあ、せっかくなのである。
とんかつは昔々に一回作ったきりなので、調理は本と首っ引きなのである。
大成功とは言えずとも、まあ普通に食べられるとんかつが揚がった。よかったよかった。

夕食後、何週間も前に購入したまま放置していた「赤ちゃんの肌着の型紙」にはさみをいれた。まあ、これもまたせっかくなので手作りしてみようと思い立ち、購入しておいたはいいが、しまいこんでいたものだ。
ちなみに私、家庭科の成績はとても悪かった。特に裁縫は「袖の通らないパジャマ」や「穿けないスカート」を作った実績がある。本当に赤ちゃんのことを思うのならば、既製品を着せてやるべきなのである。でもまあ、これもまたせっかくなのである。型紙も買っちゃったし、着せる着せないは置いておいて、一着くらいは縫い上げてみようという気持ちなのである。
自分の不器用さを思い知らされつつ、なんとか一着分だけ裁断終了。

なんだかここにきて、「いろいろやりたがりモード」に入っている。
あと二ヶ月もしたら専業主婦だという気持ちのせいか、それとも春の陽気のせいか(今日はめちゃめちゃ寒かったけど)。
なんにせよこの「いろいろやりたがりモード」、翌日も続くのである。


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