「間違ってます。」
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2002年07月14日(日)
叶恭子と憑き物落し
起きたらお昼でした。どうも最近、休日起きられません。
時間がもったいない、とは思うんですがね。
今日なんかすごくいいお天気だったのに、もったいないもったいない。

で、起きぬけ、昨日の残りのカレーなどを食しつつ、テレビを見ていましたところ、叶恭子さんの話題が出ておりまして。
彼女はなんといいますか、一時期私にとって気になる存在でした。
会社の同僚との話の中で彼女の名前が出てきたのですが、私は彼女をよく知りませんでした。で、その時ネットで検索したりして、ざっと調べたのですが・・・。
なにやらいろいろ謎の人でした。
当時経歴に疑惑がもたれていたこともあって、過去が謎。
容貌は美しく、露出度の高い衣装をまとっているわりに立ち振る舞いが地味。
テレビで何かをしゃべっているのを観る機会もありましたが、発言が意味不明。
まあそれはミステリアスということで片付けまして。

綺麗な女性は好きなんですが、どうも彼女には惹かれない。
なぜ惹かれないのかがわからない。謎なんです。すっきりしないんです。
そのせいか彼女が気になって仕方がない。
惹かれないのに気になる。変な感情です。謎です。
そんな経緯で、しばらく私にとって彼女はとても気になる存在だったのです。

それがある日、会社の先輩が私の憑き物をいともあっさりと落してくれました。
彼は言いました。
「エレガンスじゃない」
彼の一言で、私の胸のあたりのもやもやが、すとんと胃の腑に落ちました。

不思議なものです。
それだけで、もう彼女を見ても、もやもやしなくなったんですから。
自分の中にある不定形なもやもやが、言葉にすり換えられた途端、あっというまに自分の中で消化されてしまったのです。
ささいなことですが、京極夏彦の小説を地で行ったような気がしました。

まあ、昔の話です。


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