ミドルエイジのビジネスマン
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2012年04月15日(日) ほとんど区別がつかない

デイサービスを開業した。利用者はまだいない。

半年ほど前に開業計画のお話を聞いてもらった縁で、グループで7人もの訪問者があった。元々は環境保護のために石鹸を使おうという市民運動から始めた人たちなのだそうだ。今では、県議会や市議会に議員を送るほどの力を持つようになった。庭に咲いたというクリスマスローズと水仙の小さな花束を開業祝いに持参していただいた。透明のガラスのコップに活けられた清楚な花の香りがいつの間にか玄関ホールに満ち、幸せな気持ちにしてくれた。

その数日後、開設に向けてお世話になったフランチャイズ本部のメンバーお二人と飲み会を開いた。ちゃんこ鍋をつつきながらなごやかに話をしているうちに、先方も意見を言い、こちらも好きなだけ文句を並べた。

近所の奥さん達と昼下がりのお茶飲み話をしているようであり、また、同じ会社の友達同士の飲み会のようであり、相手と自分の立ち位置があまり違わないので、自分たちがどこの組織に所属しているのかほとんど区別がつかない。この仕事は、立場が違ってもそれぞれの利害が正面から衝突することのない、へんてこりんなところがある。そういう幸せをずっと分かち合うために、資金が続く数ヶ月以内になんとか軌道に乗ってもらいたいものだ。


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