現在、音楽会ポスター二点を制作中である。一点は25年前からずっと続いている団体お得意さん。そしてもう一点は文化ホールの飛び入り。どちらも制作していてとても楽しい。これは恐らくお互いに信頼関係が保たれているからだろう。

それにしてもデザイン物も印刷関係のあおりを食って昔からの価格がずっと変わっていない。食料の卵も昔からずっと変わらず有料食べ物として知れ渡っているが印刷物も恐らくそれに比較しても負けないだろう。その分、技術進歩によりスピードもずっと速くなったし、コンピュータ化により驚くほど簡単に誰でもそれらしき物を手がけることが出来る。驚くほどだ。それだけデザインに専心できるようにもなったのだがその価値が分かり難くもなった。良いデザインものが身の回りに気安く溢れるようになって、今度はそれを選択して使うセンスが使用者の方にゆだねられるようになった。何を使うかによってその人のセンスが問われている。

ポスターの一点は何とか今日印刷屋さんに持ち込んだ。もう一点の文化ホールから依頼された、ベートーヴェン《荘厳ミサ曲》の方は少々やっかいだ。それに資料を調べようと出向いた中央図書館が、コンピュータ化するために今月一杯休館ということで利用出来ない。そのため土曜日東京に出掛け古本屋を回って何とか利用出来る物を手に入れて来た。昨日の東京マラソンの日に当たらないようにして。

今のところ何とか順調に行っている。県美術館の実技講座も土・日曜日に進行中。

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