rioshimanの日記
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この一ヶ月の間に色んなことがあった。 購入した製品からのパソコン・ヴィールスの感染。それによりパソコンのハードディスクを初期化しなければ機器が立ち上がらなくなり、せっかく作り上げてきたデータを失ったこと。 幸いなことにデータの大半はノートブックにも入れていたから重要なものは助かった。パソコンを使い始めて15年ぐらいになるが最初の感染。データ・バックアップの重要性を初めて知った。
そして強烈に痛かったのは行動を共にしている手帳を不用意に失ったこと。 先週木曜日にJR横浜駅でのこと。教室で描いた絵をいつもは自宅に持って帰るのだが、その日は少し疲れを感じていて棚に置いてきた。そのためキャンバスを運んできた入れ物を詰め込んだ私の荷物はパンパンに膨らんでいた。 電車に乗るまで少し間があるので、何時ものようにドトール・コーヒーに入る。荷物から財布も兼ねている手帳を出してお金を払う。エスプレッソを手渡される前に、座る場所を確保しようとカウンター上に手帳を置く。コーヒーを運んでくるとカウンターのスペースが狭いので私は手帳を無意識にカウンター下にある棚に回した。一瞬これは危ないかなと危険性を感じたのは事実だ。 コーヒーを味わうと私は後ろに置いてあったカート付きの大きな荷物を引っ張ってそのまま電車に乗ってしまった。手帳がカバンに入っていないのに気付いたのは千葉駅の改札口を出ようとした時である。時刻はもう真夜中の12時、引き返す電車はすでになく翌朝行くしか仕方がない。
日本は治安の良い国なので、あるいは店に忘れ物が届いているのではという望みを持っていた。しかしその期待は甘かった。 その後、横浜駅西口の交番に行って書類を記し、全てのカード会社や銀行に電話で紛失連絡を入れる。 これ等、銀行やカード会社は連絡して手数料を支払えば解決するから良いのだが、一番痛いのは住所録を失くしたことだ。この手帳に一番沢山の名が書き込まれていた。 現金は一万円少し。しかし100ユーロ札が一枚入っていたのをその後に思い出した。そしてJCBギフトカードを3枚。 運転免許証の再交付をしてもらわなくては車も乗れない。 現金はあなたに差し上げるから他の物は返してくれないかなぁ。持っていても役に立たない物だから。
便利だから全てを手帳に詰め込んでいたが、これからは失くす可能性があるものとして持ち物も考えて行かなくてはならない。 以前に一度、上野駅の切符売り場に財布を忘れたことがあった。その際は駅に届け出があって無事に返って来た。その時の経験で懲りたはずなんだがそのうちに気分が緩んでいた。
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