rioshimanの日記
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展覧会に出品する絵の額は、以前から「白馬」というアルミの仮縁を組立てて使用することが最も多かったが、作品によってはやはりバリエーションに富んだものが欲しくなり、絵によってその場で勝手に選んで来た。作品も30〜50号が最も多いので、この大きさで既製品を買うとなると数万円かかり驚く程の金額になってしまう。
個展を開いている友人は自分で額を手作りしている。何十点という額を自分で揃えるとなると本当に大変だ。絵描き屋さんなんかはギャラリーの方で用意してくれるか、レンタルで開催期間だけ借りて来ているようだ。
友人の制作した額を見て、自分も作ってみたくなった。 そこで友人に作り方を教えてもらい、凡その設計図を描いて、先ずはどんな材料が実際にあるか確かめる為にホームセンターに出掛けた。
幸いなことに自宅から車で10分ぐらいの距離に、とても大きなホームセンターがある。たいていの材料は揃っていて木材もそこで見かけていた。 だが実際にその場に立ってみると、あまりの種類の多さに驚いてしまう。材料肌に節目が出ていないきれいなものは高価だが、それを気にせず節目を模様のように取り扱うとなれば本当に安く購入できる。勿論、自分が求めている額は後者の方で充分だ。
あれこれ見ているうちに最初に頭に思い描いていた設計図も、あっ、こういうようにした方がより好都合じゃぁないか、こうも出来るなとか、案・デザインが頭の中でどんどんと変わって行く。 木を45度の角度で切断できる電動ノコギリも欲しくなった。5万円ぐらいで卓上用のしっかりしたものがあった。店員さんに尋ねると、額を作るにはこれくらいのものは最低必要だと言う。だが物が溢れて困っているマンション部屋に、それを置いて工作するスペースがはたして確保出来るのかなぁ。頭が痛い問題だ。
このままでは駄目で、一旦自宅に引き上げ、ゆっくりと今日分かったデータを元に設計図を組み直し、またやって来よう。出直しだ。
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