rioshimanの日記
DiaryINDEX|過日|NEXT
最近のデジタル・カメラ技術の進歩は著しい。この日記にも取り入れた写真は殆ど2003年暮れに発表された時に購入した「EOS Kiss デジタル」の一眼レフで撮影したものだが、先日3月17日にはもう同じ機種のニューモデルが発表された。私はギリシアの撮影で多少の不便さを感じていたが、今度のモデルはその部分を改善しているようなので多いに期待していた。そのうち一番気にかかることは電源スイッチを入れてから撮影出来るまでに多少の時間がかかるということだった。 その間1秒か2秒なのだがパッと眼前に撮りたい目標が現れ反射的にスイッチを入れるので一寸でも早く撮影したい。その時に待たなくてはならない数秒がとてもまどろっこしく感じるのである。今迄のフィルム・カメラは構えて即撮影が出来たので、その習慣が身についているからかもしれない。
今度発表された「EOS Kiss デジタル N」はスイッチを入れて0.2秒で撮影出来る。それにカメラの大きさもグッと小さく、又重量も軽くなっていてずっと持ちやすくなっている。以前にペンタックスのデジタル・カメラを展示場で手に持った時、小さくてとても良い感じだったので、そのようになっているのかと多いに期待して展示場に出掛けた。
はたしてどうか、実物を目の前にして私は一種の幻滅を感じた。カタログのデータ通り確かにカメラは小さく軽くなっている。だが見た目、物がキャシャに安っぽく感じられるのである。持ってみても手触りがザラついていて手にしっくりとなつかない。価格は私の持っているモデルとあまり変わらないが、性能が進んだその分、材料などを安くしたのか。約10万円する製品でこの感触は問題ではないかと思う。隣に今迄のEOS Kiss デジタルがあったので持ってみたがずっと高級感がある。
ニコン等他のメーカーからも同じような製品が発表されすべてのメーカーは相互に競争をしている。おそらく客層の要望を聞いて競争するのに足りない性能を早急に取り入れて発売をあせったのではないか。
少なくとも私の購買意欲を少しも刺激しない。一般の他の人にもそう思われるのではないか。
◇
交換レンズも性能の良いものがどんどんと発表されてゆく。カメラで稼げるようにでもならないとなかなか買えないなぁ。
|