rioshimanの日記
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| 2004年10月23日(土) |
ロドス島 〜 サントリーニ島 |
この時期ロドス島からサントリーニ島に渡るには直行便がないので大変だ。飛行機で一旦アテネ近くのエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港まで飛び、そこから同じ道を引き返すような形でサントリー二島まで飛ぶことなる。
エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港行きは14時15分出発なので12時頃に飛行場に着くために11時にはホテルを出てバスに乗ろうと思っていた。部屋を出たのは10時半。ホテルをチェック・アウトの時、受付の人からブレック・ファーストは取らないかと言われた。このホテルには朝食が付いていたのだ。価格から判断してないものと思っていた。
バス停に着いて係員に乗車券をどこで買うのかと訊くが「On Bus」と素っ気ない返事。この"Bus"という言葉の発音も何語だか分らぬ中間の発音で、我々日本人にはそれが「バス」だと英語で言っていると判断するまではちょっと時間が必要だ。
掲示されている時刻表を見て目的のバスが来るのを待つがなかなかやって来ない。しびれを切らしてもう一度時刻表を確かめてみる。同じような内容の時刻を書いた紙がずらっと横に4枚貼ってある。上に書かれているタイトルを見てみると曜日の様な文字も入っている。「しまった、今日は土曜日だった!」一番左の紙に標示されているのは "Kyriaki"の日曜日。次の紙が "Sabato"と書かれている土曜日だ。「あっ、やっぱり来ない訳だ」11:00の次は12:20だ。今は11時30分。次のバスまではまだ1時間近くもある。タクシーで行くか、でも次のバスで行ったとしてもまだ何とか搭乗には間に合いそうだ。ロドス空港はここから割合に近くにあるのを知っていた。その待ち時間はまた港に行ってスケッチでもしよう。
今度はハガキの色づけまでは行かなかった。バスではこれまでのことがあるからちょっと弱気になっていた。12時を過ぎるとバスのことが気になりだした。もう引き上げよう、今度こそ失敗はしたくなかった。バスは定刻前に目的地を前面電光版に標示してやって来た。空港へはパラダイス・ビーチ行きバスに乗り、途中で降りるのだ。12時20分定刻のところ12時28分にバスは発車し、降車すべき空港前までは約30分かかった。
14:15 ロドス空港/発 15:15 エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港/着
搭乗したAEGEAN(エーゲ文明の)航空はとても感じが良かった。「地球の歩き方」にもそのことは掲載されていたが本当だった。
アテエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港では次のサントリーニ島行きまでPassengerのための部屋で待機。ここはただの部屋だけで何の売店もない。出発まで時間があるのでこの日記をパソコンで打つ。サントリーニ島への乗客は20名ぐらい。
17:00 エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港/発 17:45 ティラ(サントリーニ)空港/着
サントリーニ島、田舎の空港に降り立つ。そこからフィラまでタクシー。飛行機内で知り合った日本人女子2人連れにタクシーの同乗を誘ったがホテルから迎えが来るとの事。インターネットで探した安宿のプリントを見せてもらった。2人部屋で一泊30ユーロ弱、とても安い。探せばそういう安宿もあるものだ。(数日後、道を歩いているとその名のホテルを偶然見かけた。だが明かりが灯っていなく人が住んでいるような気配は全く無い。あの女(ひと)達はどうなったのかと心配になった。)
タクシーの運ちゃんにどこのホテルに泊まるのかと訊かれた。まだはっきりとは決めていなかったが以前に泊まったことのあるホテルの名を言った。サントリーニ島に4日間泊まる予定だが、最初の2日と後の2日を別のホテルにしようと思っていた。好奇心から別のホテルにも泊まってみたいのである。
安心感から先ず前回宿泊した(2001年)パノラマ・ホテルに私の足は向かった。ホテル料は前回とおよそ同額の1日約一万円。海に面しているホテルはどこも宿泊料は割高だ。その中でも手頃なところ。でも部屋からのエーゲ海の眺めはそれは素晴らしい。部屋から絵を描くので価格は絵のモデル代と考えればそれほど高くはない。今度は前回に泊まった部屋の隣部屋になった。窓を開けると3年前ここに来て感激した夕日の光景がそのまま同様に私を迎えてくれた。
夜スーパー・マーケットに買物に行くついでに次に泊まるホテル下検分をする為に少し辺りを廻った。海の見えない場所には安くて良いホテルがゆったりした土地の上に建っている。それらの一つに2日後には移動しよう。これからも長い付き合いとなるだろうこの島の知識を少しでも広くしていたい。
考えてみると飛行機で来たサントリーニ島はあっという間だ。しかし初めてフェリー船でこの島に到着し、島の頂きに真っ白に雪を被ったように家々が建っている姿を見出した時のような感激はとても味わえない。この島を訪れるには、一度は船による海からの上陸を皆に薦めたい。
'04ギリシア旅行マップ
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