rioshimanの日記
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昨日夕方、宿の主人が島のいいところを紹介したいと私をバイクの後ろに乗せ、街からは城壁の裏側にあたるトルコを遠景に見渡す海岸を案内してくれた。 主人は私より少し上の年齢のようだが、矍鑠として歩きバイクをぶんぶん飛ばして若者のようだ。 この地域は一部のガイドブックに載っていたがその通りドライブするにはもってこいのまことに素晴らしい景色だ。リアス式海岸の次々に変わる中に所々に建っている家々がアクセントを添えて情景を作り出す。
その場所のスケッチは今度再びギリシアに来た時の楽しみに回して、今日は一応カストロに登ることにして朝9時過ぎに宿を早めに出る。カストロの入り口に行ってみるともう一人の係員が小さな机を出して待機していた。
上からの眺めは周り360度見渡せ絶景だった。その中でトルコ側が家も少なく原野も残り解放的で描くのに適した絵柄になっていた。そこを夢中で描いているうち気が付くと2時頃になっていた。その間、観光客が団体や仲間たちでやって来て次々に側を通り過ぎる。声を掛けてくれる方もいる。中には日本語で「おはようございます」と言われ驚いて振り向くと外人さん。私の顔はどうもすぐに日本人だと分かるようだ。
夕方には港に足を運びハガキにスケッチ。夕食を済ましての帰り際、隣のレストランにどこかで見かけた顔の男性と目が会った。一昨日私から絵を買った彼だった。隣には美人の奥さんが。 彼らは一週間滞在しているとのことだった。 私の英語は初級中の初級だからあまりそれ以上の細かい話にはならない。残念でならないけど仕方ないこと、私も日本人はあまり英語が出来ないという典型の一人だから。勉強をして来なかったツケだ。
昨日には出発を一日延期したいと宿の奥さんに伝えて合計3日分の宿泊料を支払ったのだが(一日25Euroだから75Euro)今日カストロからの絵が割合にうまくゆき手応えを感じたので此処にまだまだいたくなった。夕べ私から絵を買ってくれた彼が一週間滞在していると聞いて、私の気持ちも変わったのかも知れない。
「翌日へ」
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