rioshimanの日記
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一週間ほど前、ロバート・ハリス著「幻の島を求めて」副題:終わりなき旅路 エーゲ海編 を読んだ。この著者はFMジャパン(J-WAVE)のナビゲーターもやっていて、その快く響く声は特徴があり車の中で運転をしながらの聴き覚えがあった。
本の内容は著者が友人から東京に住むギリシア人を紹介され、その両親が別荘を所持していて幼い時から通ったという素晴らしい島・エーゲ海のパトモス島をその後訪れ、数日間を過ごした時の様子が描かれているのだが、文面のあちこちにパトモス島の魅力が散りばめられている。
この島はキリストの弟子、聖ヨハネがこの島に追放され『黙示録』を書いた洞窟があるということで他の島よりも崇高なイメージがあり、そこに世界中からお金を持った人や芸術家が家を購入し改装して別荘とし、毎年度々訪れてバカンスを楽しんでいるというのもとても魅力的だ。街はその人達が快適に満足して過ごせるような景観を持っている。丘の上には要塞のような修道院が建ち、そこから眺めるエーゲ海はとても素晴らしそうだ。
そのことはそこの島が「エーゲ海クルーズ7日間」などのコースに組み込まれ、観光客が沢山の写真を撮って訪れた感想を書いてくれているので島の様子がそこから想像できる。インターネットで紹介されているパトモス島に関する記事の90%がこの「エーゲ海クルーズ」に参加したことで書かれているので、内容は殆ど同じだが、この島の景観が参加者の心を獲えてのがこちらに伝わってくる。 今回の私の旅もこのパトモス島を中心にトルコの近くに点在しているスポラデス諸島が中心となるだろう。
パトモス島にはせめて一週間は停泊したい。
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