「人間以上」(シオドア・スタージョン著,早川書店)
内容:SF小説。
Iサンからの借り物。
↑内容が全然書いてないのは、書く事がミステリの犯人ばらし以上に作品のネタバレで、読む楽しみを阻害させるものだから。
最初のうちがキツかった。 何を書きたいのか何を書いているのか何が言いたいのか分からず、作品のジャンルとしてSFなんだけどどっち系のSFなのか。 いや、小説を読むのにそんな前知識が必要とは思えない…というか、読んでいくうちに分かる,分からせるもので、それが正しいと思うのですが、暗喩が多くて、せめてこの場所がどこか分からないと…、今いる場所を知らずに地図をわたされて目的地まで着けと言われたって分かるかい、てな感じで。
文体は難しくないので「読む」だけでは苦労しないので、分からない所は後から分かるに違いない、と全て脇に置いて読み進めて行きました。闇雲に歩けば、そのうち地図に出てくる場所と整合出来るでしょう、という感じに。 実際、進むにつれ、色々分かってきましたが、「あ、この方向性ですか!」と膝を打ったのはラストから3p目だったかな(笑)。
多分1回読んだだけでは半分もお話を理解出来ないと思う。…いや違うな、2回読むと倍理解出来ると思う、だ。1回で理解させようとは作者も思っていないのだろう。
パズルのピースを小出しにする、しかも出し方の順序がバラバラで、完成させるには知識と妄想力を使って自己補完しないといけない、と。1個ハマると周りの20個くらいも一気にハマる爽快さは実際、ジグソーパズルに通じる所がある気がします。
現れ見えたメッセージ性は、平易に噛み砕けば生意気で多感でひねくれているけど純粋な中学生くらいの心に直撃するよーなジュブナイルな話になるのに…と思うのに、それを惜しいとは思わない。 そんな事は他の人がやってくれ。スタージョンはこれで良いのだ。そう思わせられました。
「人類の変化」というテーマに、「もう私、関係ないしー」と心の老いてしまった私が此処に(笑)。
全然感想になってないな…。 取り合えず、アシモフが好きだけどちょっと直球かな?と感じる人には勧めてみようかな。
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