「レベッカ」(ダフネ・デュ・モーリア著,新潮社)
内容:モンテカルロのホテルで大富豪マキシム・デ・ヴィンターに見初められ二度目の妻となった“私”は、屋敷のあるマンダレイに移り住むが、そこには前妻レベッカの影が色濃く残っていた。小説。
古本屋で購入。 2008年にこれのミュージカルが日本で公開されるというので。 いや、ミュージカルの原作といったものには興味はないのですが、「こういうミュージカルがあるよ」と聞いた時に知った、小説としてのこの作品に興味を持ったので。
…良く分からなかったです。
いや、どういうストーリィかは分かったし、“私”の心情や情景や、表現されている諸々もちゃんと分かったのですが、これのどこが良いのか分からない…は言い過ぎですが、評価のし所がいまいち分からなかったです。
好きか嫌いかで言うなら、好きな方に入ります。 作品の雰囲気とか、展開とか、登場人物とか。奇抜ではないが個性がある。激流ではないが流れはある。 味付けは決して濃くないけど、しっかり出汁を取った旨味が活きている。 …でも何つーか…。…まあ、小説が良質なものがちょっとだけ有った時代のもので、メソッドもそう多くなかったからなんでしょうが…。 田舎と都会の時間の流れの違い、それに似た戸惑いみたいなものを感じました。
そーいやこれを読んだおばさまが「主人公の心情が凄く良く描かれている」とおっしゃってました。 作中の、主人公の妄想の事ですが。 …なーるほど、そこは感心する点か…。 私のような、四六時中妄想や杞憂や、色々ごちゃごちゃ考えちゃう人間は、あのシーンは日常生活を描いているに過ぎないんですけど。
しかしこれをミュージカルかぁ、えらいこつ地味な作りになりそうやなーと思ったのですが、ラストシーンを派手に出来る、消防法の違う海外では印象的な作品に出来るんだろうなと思い直し。 いっそ日本ではUSJでやったらどうか。
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