読了日記

2003年02月23日(日) 「女性アナウンサーという生き方」

「女性アナウンサーという生き方」(八塩圭子著,日経BP社)

内容:テレビ東京アナウンサーである著者が、局を問わず、活躍している女性アナウンサーにインタビューして彼女たちのアナウンサーとしての生き方をレポートした本。


資料用に往復送料1120円かけて他県の図書館から借りた本。

読みやすかったです。
&私が大概の女子アナが大嫌いなのは彼女達のポリシーに関わる所に関係しているのが良く分かりました。
「ニュース等のアシスタントとして初めはどうすれば良いか分からなかった、難しく考えていた、だが「この年代の女性なら何を思っているか」言えばよく、自然体で臨むようになった。」…冗談じゃない。
ニュースや事件はブラウン管の向こうのあなた方は、正しく、より多く伝える事が私の、あなた達に望む唯一の事です。顔の美醜もあなた方の意見も必要ありません。何故なら、そのニュースで何を思うか考えるのは私自身の行いであり、誰かに肩代わりしてもらうものではありません。私が、そのニュースで多くの事を考えられるように、事実を、正しく、一つでも多く伝えなさい。あんた方の意見など邪魔です。
「23歳の女性ならこの場合どんな風に考えるか」をあなたが代弁するのは越権行為です。その意見は仮に大衆的であれ、全体意見では有り得ません。マスメディアの発信力を知れ。あなたのその意見を聞いた者が「それがあの年代の女性の一般的意見」と取った時の、同じ立場で違う意見の人間の被る迷惑を考えろ。
勿論誰かさんの個人意見を述べる番組は在って良いだろう。けれど、それをニュースに混在させるな。
そしてどうせ意見を述べるなら確固とした人格を持て。「20代前半の一般的女性」などと言う曖昧さで自己の意見の責任逃れをするような小狡さを持つな。○○××子と言う、あなた個人の人格の下で意見を言え。「私個人だけでなく一般的に…」等と逃げ場を作るような事をするな。するくらいなら初めから何も言うな。
とにかく私はニュースには「事実を、正しく、一つでも多く」伝えて貰う事しか求めていない。不純物を混在させないと言う意味ででは、耳に心地良い声で、くらいの能力は求めるが、それ以外のタレント性は不要だ。
…と、言う私の意見は少数派だから女子アナが蔓延っているんでしょうね。
女は天気予報でも読んでろとまでは思いませんが、女子アナの方が男性アナより頑張ろうとしてか余計な事言う場合が多いので男性の読むニュースの方が好きですよ。
女子アナの件だけでなく、最近はニュースにエンターテイメント性を持たせようとする所が多くてうんざり。ニュースはNHKか新聞以外は見る気がしません。
現代日本人の思考力の低下は報道側が「代弁」にかこつけた思考の横取りによるのではないかと思わないでもない。

もう一つ。中井美穂のエピソードには悲しい憤りを憶えました。
昔、大好きなプロ野球選手が居て、その人のニュースを見る為に、眠い目を擦ってプロ野球ニュースを見ていた時代があります。その後半に出て来たのがこの、野球のやの字も知らないシロウトを崩したようなアナウンサーでした。この人は選手の名前は間違えるわルールは分かっていないわ噛むわ、言っていることは無茶苦茶だわで、嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで、どうにか消えてくれないかと祈ったアナウンサーでした。
好きな選手が引退したのもありますが、この人を見るのが嫌でプロ野球ニュースを見るのを止めたようなもんです。それ以来ずっと、この人が出るとテレビを消す日々が続きました。
もしかしたら今は上手いのかもしれない。いっぱしのアナウンサーに成長したのかもしれない。今聞けば好感が持てるのかもしれない。でもそれであの時代が帳消しになる訳ではない。私が本当に楽しみにしていた時間を台無しにした、あの恨みは決して忘れる事はない。
長い目で見て、あの無謀な大抜擢は成功だったのだろう。けど、局はもう少しアナウンサーを育ててからテレビに出しても良かったんでない?私はプロ野球ニュースを見たかったのであって、中井美穂成長記を見たかったわけではないんだから。


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