「幽霊たち」(ポール・オースター [著] ; 柴田元幸訳,新潮社)
内容:駆け出しの私立探偵ブルーがある日「ある男を見張ってくれ」との依頼を受ける。初めは有りがちな身辺調査だと思ったが、男は日々机に向かうだけで殆ど動きがない。ブルーは男について、自分について、いろいろ考えを巡らせる。
Iサンより借り物。 訳が上手いです。翻訳モノ独特の違和感や空々しさがない。訳者が上手いのか、モトが良いのか、殆どの翻訳モノの訳者がヘボなのか。私は最後だと思います。いえ、今まで3作ほど「この訳は上手い」と思った翻訳モノあるのですが、そのうち一つはファンが自費出版で訳本出すまでにこぎつけたもので、商業出版でも出版されているものだったんですが、商業出版の方は「翻訳モノっっ」って感じだったのに、自費出版の分は滑らかな文学だったので。上手く訳せばもっと注目される翻訳モノがもっと有るだろうにと思った次第。
内容はないみたいなもの。情景と言うかシチュエーションの妙を楽しむものだと見た。アメリカ人でもこんな話書けるのねー。ふーん。(アメリカ人にはかなりの偏見を持ってます。)
しかしうっっすい本(文庫版は144p)なのに、結構な解説が3つも入っているとは何事?1つで十分ざんす。 で、いつも思うのですが、解説や後書きに粗筋書くってどーよ?しかもネタバレナシ。「解説や後書き見て買うか決める人の為」ってことらしいですが、んなもん最近背表紙に大体付いている粗筋で十分。 特に後書きですが、私的に本文読んだ後に読むものだと思ってますので、ネタバレばりばりにして本文より突っ込んだ事を書いて欲しいものだと常々思っているのですけど。…どーせ少数意見でしょうともさ。
|