たそがれまで
DiaryINDEXpastwill


2005年04月04日(月) 桜満開 春本番





明日から子供たちの新学年が始まる。
そんな今日、息子の12回目の誕生日だった。

いつも始業式の前に誕生日を迎えるから
学校で「おめでとう」と言われたことがない息子。
だけどそんなことはどうでも良いらしい。

それよりも何よりも、
誕生日順で出席番号が決まるこちらでは
いつもいつも出席番号が1番の方が嫌なことらしい。
おまけに3年連続で1組ときているから
何をするにも学年で最初の息子である。

今日の息子は一心不乱で仏壇に向かい拝んでいた。
今年こそは1組になりませんようにと。
なぜならば卒業証書だけは1番に渡されたくないらしい。

人前に出ることが何よりも苦手で
少しでも目立つことがあると顔を真っ赤にして恥ずかしがる。
そんな息子だもの、卒業証書の1番は何よりの苦痛だろう。

ああだけど、
親は「1番」という言葉に弱い生き物なのかもしれない。
なんだって1番が嬉しいと思う。
少しでも目立ってくれた方が嬉しいと思う。

「4月4日に産んでおいて良かった」
と言おうものならキッっと息子に睨まれる。
いろんな悩みがあるんだね。
子供も大変だ。




でもね、君の誕生日頃は毎年桜が満開なんだよ。
君が産まれて始めて見た花も桜。
産院からの帰り道、わざわざ遠回りをして
満開の桜並木を通ってもらったんだよ。
はらはら舞い散る花びらが綺麗で
君のほっぺたをツンツンと突いて目を開けさせたんだよ。
(あっもしかして、とんでもない親だったかも)

今年も桜満開。
君の誕生日がくれば春本番。

誕生日おめでとう。
私も母として12年が経った記念日。








東風 |MAILHomePage

My追加