るり子の日録【愛が終わる日】
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るり子



 二つの電話

今夜は

年末年始に向けての仕事を、少しばかり前倒しで進めておきたくて、

オフィスに暫く残っていました。






平素、私は電話に直接出る事はなく

いつも女の子が、私に関係した電話だけ取り次いでくれるのですが、

今日は夜遅かったせいもあり、

珍しく私がダイレクトで電話を取りました。






それは、

個人的に私に親切にしてくれる人からの、業務連絡の電話でした。






どのように私に親切かというと、

例えば今、その仕事の電話のついでに、

「あー、お腹がすいたわ。今から、何かゴチしてよ。」

と、言えば

車を廻してゴチしてくれる人。

また、「るり子さんを、星の見えるオートキャンプにつれていきたいなぁ。」

と、のたまう人。^^;





でも、決してゴチしてなんて言いませんし、

決してそんな危ない星なんて見に行きません。(爆)






一時、その人からの携帯メールがうざくて

指定受信リストから外したきり、

連絡が入らない状態で、忘れていましたが、

元気で生きているようです。






漠然と

そんな事を考えたりしていると、

急に私の彼に逢いたくなりました。








いつもこのころメールを私のケータイに入れてくれる彼。

今日はまだです。

私から入れてみました。







「まだ仕事をしているよ。

新規物件のスケッチを何枚か仕上げないといけないんだ。」








あぁ、これは彼の帰宅が遅くなる

瞬時に私は判断します。

今までの彼の新規物件の段取りと

それにかかる時間的なボリュームを知っているからです。







私のメールに

即レスをくれる彼。

何度かメールが往復します。

こういうメールのキャッチボールが私は好き。

いままで当たり前のようにあったこの手のメールが

今はとても大切に感じる。







深夜零時をまわったころ

彼から携帯に電話が入りまた。

駅につてい、自宅に向かう道すがらです。

私は、ずっと心に引っかかっていたことを

彼に聞いてみました。





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と、答え・・・・・・・・・。







彼は嘘のつけない人です。

電話の始まりはぶっきらぼうだったのに、

終わるころは

すっかり優しい彼になっていたのが

印象的でした。







彼は

そして私は、

私達の一連の感情の推移に対して

互いにやりきれない思いがあって、

それが今日の電話でほぼ氷解した

そういうことなのだろうと思います。





学びは

沢山ありました。





携 帯 電 話
I今日のお風呂ね、お湯が出なくって寒かったのよ。
He今出たて?どんな格好しているのよ。
Iえっ?出たばかりで、下着姿。^^;
Heちょっと待っててやるから、服着ろよ。
『何となく今、電話かかって来る気がしたのよね。』

彼はB型。当然私はA型です。私にはその怪しい血液型性格判断が、私達にもぴったり当てはまる気がします。

BBS

2002年10月28日(月)
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