台所のすみっちょ...風子

 

 

二人暮し。 - 2005年11月12日(土)

2週間ほど前から夕方になると、必ず電話が鳴る。

電話の主は愛飲している栄養ドリンクを持ってきてくれる、

置き薬のおじさんである。

「11月に引っ越す」と2ヶ月ほど前に伝えてあったので、

未清算でバックラレられてはたまらん、と焦ったらしい。


多いときは日に3〜4度、留守電にメッセージが残されていた。

家にいたときもあったのだが、今月、我が家はピンチなので、

まだいっかな〜と私が居留守を決め込んだりしていたのだ。

呼び出し音代わりの「Chenge The World」が鳴る傍らで

身をすくめていると、ヤミ金で借りてしまった人の気持ちがよ〜く分かる。


今日、ようやくおじさんに会った。

度重なる電話攻撃に私が根負けしたと言ってもいいだろう。

彼が玄関に入るなり、私は当然、なかなか連絡が

取れなかった自分の非を大人として詫びた。

「ごめんなさい。何度もお電話いただいていたみたいで〜。
 なんか、主人が留守電のメッセージをすぐ消しちゃうので、
 電話をいただいてることがぜんぜん分からなかったんですよ〜
 おととい、主人からようやく聞いて・・ごめんなさい。
 もっと早く言えよ!って主人には怒っておきました」


2人で暮らしている、ってことは本当に便利だと思った。


おしまい。


...




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