台所のすみっちょ...風子

 

 

「年をとる」ということ。 - 2003年03月29日(土)

今日は、ベランダの方から聞こえてくる隣の奥さんの子供を叱る声が

私の目覚まし代わりだった。

それは、もの凄いエキサイトぶり。

布団の中で聞いているうち、私まで「いつまで寝てんの!あんたは!」

などと叱られている気になって、「すみません・・・」と

モソモソようやく起き出したのが、昼の12時。


テレビをつけると、相変わらずイラクでは戦争をやっていて、

コーヒー入れて、それを見て、メールをチェックして、タバコを吸って、

トイレで力んで、またテレビを見ていたら、あっという間に一時半に

なったところで、「ゲッ、、こんなことしている場合じゃない!」と

ようやく出かける支度をし始める。

そう、今日3月28日は旦那の誕生日。

だから、ケーキを買いに隣の駅まで行かなければならなかったのである。


駅に着き、「安い!旨い!」のケーキを探すべく、うろうろ徘徊する私。

空はすばらしく青く、風は暖かく、街は人で溢れ、いつもよりザワザワと

賑やかなのは、この街の全ての人々が旦那の誕生日を祝福してくれていて・・・

・・なんてことはなく、都知事選に出馬した共○党の候補が演説をしていた

からなのだった。



結構な人垣ができあがっていたが、そこにいたのは、何故か爺さん婆さんばかり。

それは、一平方メートルに必ず5人はいるだろうと推測され、

「春になりにょきにょき生えたお年寄り」といったような感じで、

高々と選挙カーの上に立った候補者の話に、いちいち「いいぞ〜〜!その通り!」

とか「がんばってぇ〜〜!」と雄叫びを上げているのであった。



通りすがりに聞こえてくる口上は、

「お年寄りをないがしろにする今の都政に反対!」というもの。

それが党の方針らしい。

そういえば・・・・と、

一年ほど前、家のポストに入っていた共○党のチラシに、

「お年寄りへの優遇措置を、都の財政難にかこつけて無くすな!」的なことが

書かれていたのを思い出した。

共○党がじいさんばあさんに人気なのは、そんな「お年寄りを大切にする党!」

というイメージから来てるに違いない。


するとこれから先、共○党の人気はうなぎ上り間違いナシではないか。


医療がますます発達する
   ↓
みんながどんどん長い生きする
   ↓
お年寄りの人口がぐんぐん増えるのに、少子化で生まれる者の数が減っていく。
   ↓
猫も杓子も・・てな感じで日本中年寄りだらけになる。
   ↓
若い人がいないから、都の税収が減る。
   ↓
年寄りへのサービスもうなぎ下がり。
   ↓
で、共○党は大人気!




しばらくブラブラして、駅の近くのケーキ屋に入った。

一つ、また大人になった旦那のため、ケーキと歳の分だけの

ローソクを注文しながらふと考える。

「当然のことながら、これから彼はどんどん年をとる・・・。
 何十年後かには彼も共○党の候補者を取り巻く群衆の中で、
 いいぞ〜!その通り!なんて叫ぶのだろうか・・」と。



「長い年月をかけて年をとる」ということは

共○党がどんどん好きになっていく、ということである。



ホントかよ。



おしまい。



...




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