台所のすみっちょ...風子

 

 

相談。 - 2003年03月04日(火)

日曜日の夜からなんとなく具合が悪く、

家にいても、パソコンにちょっと向かっては、ぐてぇ〜と

横になってしまう始末。

そんな時、やはり目に浮かぶのは、愛する旦那。

彫刻刀で丸太を粗彫りしたような力強い彼の顔である。

一目見れば、具合の悪さも吹っ飛ぶに違いなかった。

「きっと、今日も遅いんだろうな・・。早く帰って来ないかなぁ」と

いつになくしおらしい私になって、日中を過ごす。



夜も更けた10時半、やっと旦那が帰宅。

赤ん坊と大差のない”パンツ一丁”のくつろぎ姿の旦那に、

換気扇の下でぼんやりしたこの体のだるさを訴えていると、

とりとめのない話に丁寧に耳を傾けていてくれた彼が、私を見つめ

そして優しくその手を差しのばし、まくっていたセータからむき出しに

なっていた私の腕をそっと撫でながら言うことには、


「取り敢えずさっ!この腕の剛毛、剃ってみよぉ〜〜〜!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」



その時、換気扇だけがゴウゴウと音を立てていた・・。


おしまい。


...




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