禁じられた遊び - 2003年03月02日(日) 深夜、NNN24ノンストップニュースを煎餅をかじりつつ流し見。 昨日は金曜日。毎週、週の終わりには、 一週間の国会の様子をまとめたものが放送されることになっている。 何カットか目で、大福を2つ重ねたような社○党のオバサン議員が 質問に立つ場面。 で、何を言うのかと思ったら、開口一番 「最近、総理がどんどん私から離れていくのですぅ〜」だとよ。 このオバサン、女性の武器である「おちゃめさ」が、 マジメに議論する場に於いては、「何言ってんだ??」と思われるだけで、 必ずしも女の立場を上げるものではない、ということを知らない。 TPOを気にせず”可愛さ”を乱用する女。 いや〜、、恋愛経験が少ないんだな。 そして、おばさんは突き進む。 内容はアメリカのイラクに対する軍事攻撃。 「総理!総理!今、ここでどちらか選んでください!」 彼女の手元には、小学生の下敷きのような赤と白の2枚のカード。 攻撃に反対ならこっち、賛成ならこっち、というように、 気持ちを赤白カードで示せという。 議長から「ダメです!そういうやり方はダメ!」と荒々しい声が飛ぶ。 「いいえ!やらせてください!だって総理の気持ちがわからないんですものぉ〜」 オバサンは笑っている。 笑いながら赤や白のカードをパタパタと上げ下げしている。 私にはあんたの方が分からない・・・・。 旗揚げゲームを連想した。昔ドリフとかでやってたヤツ。 「赤上げて!白上げて!赤下げないでぇ〜〜〜〜、、白下げない!」 「キャァ〜〜〜〜、、間違っちゃったぁ〜」 同じだ。 いくら、イラクが 今だ大量破壊兵器を持っているかもしれないとはいえ、 テロ組織との関係が指摘されてるとはいえ、 ひとたびイラクが攻撃されれば、軍人はもとより、 非戦闘員である婦女子までもが犠牲になってしまうかもしれない。 人が死んでゆくのである。 そんな時がもうそこまで・・という時に 日本の国会では、笑いながらの「旗揚げゲーム」。 戦争ということ。人が死んでゆくということ。 おばさんの無邪気さは、映画「禁じられた遊び」で お墓ごっこをしてしまう戦争孤児のあの子供達とよく似てる。 おしまい。 ...
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