愛し合う2人。 - 2003年02月11日(火) 私達の結婚記念日は1月21日。 それを話のついでに思い出したのが1月24日。 忘れていたくせに「いや〜、、昨年は一ヶ月半ぐらい遅れて 気づいたから、それに比べれば、今年は2日しか経ってないし、 私達も進歩したよね〜」と、反省どころか大満足の2人。 「良く思い出した!エライ」「いいえ、あなたこそ」とお互いの労 をねぎらって、急遽、何かしなくては!という気持ちにまでなり、 銀座での食事を決めた。 お目当ては黒豚しゃぶしゃぶの店。友人と何度も行ったそこは、 私のお気に入りであるのだが、旦那にその旨さを報告するだけで、 旦那を連れていったことはない。 行きたがっていたので、大切なセレモニーの食事としてはピッタリだ。 「よ〜し、豚食いに連れてってやる!」と大きな態度で、もちろん私 がおごるわけではさらさらなく、生活費の封筒を握りしめ、 銀座のその店へと向かった。 私は肉があまり得意ではないが、そこの豚しゃぶは大好物である。 そばつゆの汁で、しゃぶしゃぶしゃぶっとした肉をつけていただく。 テーブルに付き、メニューもそこそこに豚しゃぶを注文。 皿に盛りつけられた豚肉を見ただけで「ウォ〜〜〜〜」と感激し、 ”しゃぶしゃぶ”も”しゃ”ぐらいで、早速口に運ぶ2人。 1枚、2枚、3枚・・・面白いように、するすると豚が口に吸い込まれてゆく。 そこに、結婚記念日に関する会話はない。 2人で供に過ごしてきたこの8年を振り返るというヤツだ。 例えば、 「今までいろいろあったなぁ〜」 「そうね、楽しいことも、辛いことも・・ね」 とか 「俺についてきてくれてありがとう」 「ううん、こちらこそ・・これからもよろしく」 ではなく 「おいしいなぁ〜」 「だから言ったじゃん!おいしいのさ!」 とか 「この汁変わってるなぁ〜。家でもこの味出せないかなぁ〜」 「無理だね。レジの横で汁売ってんじゃないの」 など。 しかも、食事のお供に飲んでるのは、ワインだとか、琥珀色のウイスキーでは なく、「焼酎お湯割り梅入りでお願いね!」とオヤジばり。 豚しゃぶはあっという間に食べ終わり、その後、豚舌のみそ漬けとお新香 で焼酎を各5杯ずつちびちびとやり、 「いやぁ〜食った、食ったぁ〜、良かったぁ〜」と店を後にした。 豚でパンパンになった、まさに豚っ腹をポンポンと叩きながら、 「来年の結婚記念日もまた豚ずくしで行こう!」 「ガッテンだい!」 と2人で誓ったのであった。 こうして、8回目の結婚記念日は終わった。 私達は愛し合う2人である。 おしまい。 ...
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