彼方へ。 - 2003年02月06日(木) ものもらいができて、その可愛そう加減から、 絶対何かもらえる!と思ってのぞんだ指導員。 この前ティッシュをくれた事務局の例のオヤジと話をしたのにも関わらず、 目を腫らし崩れている私の顔にぜんぜん気が付かないのは、 もしかして、私の顔がもともとその程度のレベルだったから? などと不安さえ感じていたら、実は彼の奥さんの方が大変だということ が話の途中で発覚した。 インフルエンザらしい。 熱が高いらしい。 で、彼が夕飯を作らなきゃいけないらしい。 なので、他人の妻のことなんか構ってられないらしい。 納得。 「大変ですねぇ〜〜〜」と半分男やもめふうの日常を思って 思わず同情。 彼がみそ汁の鍋をふきこぼし、たくわんを切るのにあたふたしてる 様子が目に浮かぶ。 だって、料理なんかできそうにもない厳つい顔付き。 そして、頭を覆うパンチパーマ。 今時、何処で当てたのか・・。 良く分かんないが、男っぽいのは確かだ。 「同情されたいのに、してる・・・・」 意外な展開で、昨日私が思っていたこととは大違い。 私は可愛そうがられる予定だったハズ。 そしてさらに一時間後。 見回りに来たついでに私と話した彼が言う。 「ホントに元気だよね〜〜〜」 そうそう、私は元気。悔しいぐらい元気なの。 その瞬間、「何かを貰う」という予定が、遠くの彼方へ飛んで行った。 チッ! おしまい。 ...
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