抵抗する女。 - 2003年01月28日(火) 先週の木曜日、岐阜の友人から 「明日、千と千尋の神隠しやるじゃん。呼ばれてるよ〜〜」 とのメールが入った。 彼女が「呼ばれてるよ〜」と打って来たのは、 私が「宮崎駿アニメには、共感できない。だから、どんなに主題歌で 呼んでいるぅ〜〜〜〜と歌われても、私は、日本国民で、この私だけは 惹きつけられない!誘われない!呼ばれない!」と、ほとんど「何も そこまで・・」とのかたくななまでの意志を、この日記で 以前書いたことがあったからだ。 実際、彼女からメールが来る前から、 私には、「これで年貢の収め時・・」という感があった。 ガックリしていた。 今までは、映画館で観るには1800円払わなきゃなんないし・・・。 とか、ビデオ屋も遠いことだしね、わざわざ行ってまで借りなくてもね・・。 などの気持ちで、駿で沸く世の中で「私ってさすが!気骨のある女だわ!」 と自分の中の揺るがないポリシーに満足していたのだが、 今度は違う。 お金も出さなくていい。寒い中出掛けなくてもいい。 お手軽にタダで、あったかいお部屋でぬくぬくと、しかもゴロンと寝っ転がって。 これは、危険な状態だ。 おまけに、旦那まで 「千と千尋やるぜ〜、俺飲み会だからさぁ〜、ビデオ撮っといてね!」 なんて言う。 おまえもかい! そして、迎えた当日。 私は起きた瞬間から、金曜ロードショーを意識していた。 悔しいが、千と〜は私の心の中に深く入り込んでしまったらしい。 「絶対観ないもん。観ないもん」と、3時頃からドキドキする私。 テレビを背にしてパソコンを打っていても、夕方になるにつれ、 なんか、そわそわする自分がいる。 次第にビデオぐらい撮ってもいいか・・?という気になり、 夜7時半にピピっとついに録画予約。 しかし、その時も「旦那のため・・旦那のため・・」と言い訳 を忘れない。 今、私の後ろにあるビデオデッキには、録画されたビデオが入ったままだ。 旦那は週末、私が留守の間に観たらしい。 面白かったらしい。 泣いてもいたらしい。 私はまだ頑張っている。 ビデオをデッキに入れたまま・・・・・・。 チクショ〜〜〜〜!! おしまい。 ...
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