台所のすみっちょ...風子

 

 

勉強。 - 2003年01月15日(水)

昼もとっくに過ぎた午後1時半に目を覚まし、

カーテンを開けて外を見ると、当たり前だが世の中はすっかり

アクティブモードになっていた。

斜め向かいのマンションの各家庭のベランダには、

布団が気持ち良さそうにお日様を浴びていて、その様は私を

「今日の夜はふっかふかの布団で寝るんですね。

私も泊まりに行っていいですか?」などと思わせてしまうほど。

よそんちを羨ましがってる場合じゃないのは分かっているのだが、

この生活パターンでは、充分に布団をお天道様に当てるのは難しい。

なんたって、干したと思ったら、もう夕方。


もともと私の起床時間は遅かった。

だが、最近、特に帰省してからというものは、

それがいっそうひどくなってしまった。

家事から解放された生活が続いたからなのかどうかはサテ置き、

とにかく眠いのだ。

それは実家での様々な状況で「冬眠娘と化した」というよりは、

自分が本来は冬眠すべき生物、例えば熊とか蛇なのでは?という錯覚さえ

私に起こさせる。

なので一昨日、この日記に書いた

「旦那のパンツを洗うため早起きしなければならない!」という決心が、

あっさりと崩れてしまったのは言うまでもない。

なんと夜までにパンツを乾かさなければいけなかったのにも関わらず、

私が起きたのは、昼の2時半。

夜の旦那の風呂上がりには間に合わない。

で、責任感の強い私がとった行動は、取り敢えず洗濯して、

あとはファンヒーターで乾かすというもの。

ヒーターの通風口の前に低めの椅子を置き、そこにパンツを垂らす。

そして、裏、表、裏、表といった具合に

交互にひっくり返しながら、ファンヒーターの風を当ててゆく。

すると、さすが暖房器具。熱風でゆらゆら揺れるパンツから

水分が面白いように抜けていく。

20分もしないうちにすでに半乾き状態で、その当てれば当てるほど出る成果に、

ひっくり返す私の手にも力が入る。

初めはうら〜〜〜おもて〜〜〜うら〜〜〜とゆっくりとしたサイクルだった

ものが、うら!おもて!うら!おもて!と、スピードがアップ。

その作業に没頭する姿は、

いつの間にか、屋台で今川焼きを焼くテキ屋。

そして30分ほどで「OK!これなら履いて不快ではないハズ!」

というレベルに達したのであった。


一仕事終え、自分の内助の功加減に大満足の私。

これからはもうパンツのあるなしに焦ることはない。

私は「ファンヒーターを使えばビックリするほどすぐ乾く」ということを

学習したのだから。

おしまい。


...




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