デコラのひとりごと。
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町の新聞に気になる広告があった。 国際交流で来ているイギリス人が イギリスの郷土料理「フィッシュ&チップス」の 作り方を教えてくれる料理教室が来週行われるらしい。
こういうのに参加すれば、友達とかできるんではないの? なんてことを、ふと思いついた。 ダンナも「行ってくれば?」としきりに勧めてくる。 うーん。友達できるなら行ってみたいな。 でもな。まわりはグループばっかりでひとりでポツンと なったらイヤだな。どうしよう。どうしよう?
以前の私なら、こんなのひとりだろうがなんだろうが へのかっぱな人だった。どんどん行ってしまう人だった。 ところがこちらに来てからというもの、 なんというか内気になってしまってダメなのだ。
そんなこんなで悩んでたときに、ふと思いつく。 お寺のお嫁さんを誘ってみよう。 お義父さんの友人が住職をやっているお寺のお嫁さん。 彼女は私よりもひとつ年上で、私よりも少し前に この町にお嫁にきたらしい。 ダンナさんの職業柄、あまり外を出歩くこともなく やっぱり友達ができなくて淋しい想いをしていると聞いた。 先日、お店に買い物に来てくれて、その時に 「今度、遊びましょうね」と電話番号を交換したのだけど なかなかきっかけがなくてまだ連絡はしてない。 でも、これは良い「きっかけ」なんじゃないのかな? それにフィッシュ&チップスといえば、 先日の新婚旅行のロンドンで食べてきたばかり。 思い出の料理、でもあるし・・・・・。 これは、もう誘うしかないのかも知れない。
なんてことを思いついたのは数日前。 でも、やっぱりなんとなく電話をかける勇気がなくて。 そのままになってたのだけど。
今日も雨は降ったりやんだり。 でも何故か私が外に出るときには 太陽が顔をみせる。 そうだ。私ってば晴れ女なんだよな。 ちょっとしたことなんだけど、そう思ったら妙に嬉しくなってきて。 部屋に西日がさしこむ夕方頃にはむくむくと元気がわいてきた。 今だ!と思う。 明日になったらきっともうできないような気がして。 思い切って受話器を手に取った。
彼女は喜んでOKしてくれた。 あとは明日、申し込みをするだけだ。 定員オーバーしてなければいいな。 楽しみがひとつ。 勇気、出してみてよかった。
decora
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