デコラのひとりごと。
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2003年05月13日(火) デコラの告白。

本当は、昨日書く予定にしてたことがあります。
ずっと書こうと思っては、やめてたこと。
なんとなく、きっかけがなくて。
誕生日だから、ひとつの節目として書こうと思ってたんだけど。
でも、なんとなく別の想いで胸いっぱいで書きそびれてました。
だから、今日書きます。実は・・・実はですね、


デコラ、結婚します。


とはいっても、実際には来年のことなんだけど。
それでも一応、来月には結納を予定してます。

なぜ、今まで書かなかったのかというと。
私にとって「結婚」というのは「こわい」ものでしかなく。
決まった瞬間に、ものすごいマリッジブルーになってしまったから。
ここに書いてしまうと、それが妙に現実めいてしまう気がして。
なんとなく、自分の中で、認めきれなくて。

本当はすごく幸せでおめでたいことなんだよね。
それをこんなふうに思ってしまったことは、
彼氏に対してもすごく失礼だよね。

でも、本当に。私は結婚がこわくてこわくて。
彼氏のことは大好きなんだけど。それでもこわくて。
その話が具体化してきた昨年の秋頃には
会社でも突然泣き出してしまったり。すごく不安定だった。

本当は2年位前から。。。お父さんがまだ生きてた頃から、
彼氏はそんなことを言い出してた。
今にして思えば、お父さんが生きてた頃に、
ちゃんと考えればよかったんだけど。
お父さんを、安心させてあげればよかった。すごく心配してたから。
なのに私は、なんだかんだと理由をつけて、先延ばしにしてきた。

彼の両親に会って、彼が私の家族に会って。
それでも、私の気持ちは宙ぶらりんのままだった。
まだまだ認めたくない気持ちが大きかった。

不安要素はたくさんあった。
長男の嫁になること。他人と家族になること。
彼氏の実家の家業を継がなければならないこと。
自分自身が人の親になるかもしれないこと。
住み慣れた街を離れること。友達と離れること。
今の仕事を辞めること。自由な時間をなくすこと。
母や兄や姉、それから亡くなった父と違う名字になること。
今でも遠い故郷が、もっと遠くになる気がして。

私のそんな不安を、彼は少しずつ少しずつ、なくしていってくれた。
私のマイナス思考を、全部笑い飛ばして、プラスに変えてくれた。
普段の会話の中にも、さりげなく結婚後の幸せを匂わすことを言ってくれて。
少しずつ、少しずつ、私の中の「結婚に対するイメージ」を変えていってくれた。
(それを私は洗脳と呼ぶ←笑)
正直、ちょっといい加減で頼りなく思う部分もある彼だ。
彼でいいのか?なんてよくある疑問を抱いたりもした。
でも、そんな彼に輪をかけていい加減で頼りない私。
こんな私なのに、彼は両手を広げて待っててくれる。
・・・これは、奇跡に近いことなんじゃないのかな?
いつしか私は、そう思えるようになった。

彼の家族の存在も大きい。
中でも彼のお母さんには、すごく感謝している。
もしかしたら、彼以上に私のことを考えてくれているかも知れない。←笑
友達がいないから淋しいよね、と当初は同居の予定を
町営住宅に住んで近所に友達をつくることを進めてくれて。
家事が苦手なのは、最初は誰だってそうよ、と慰めてくれて。
先日の母の日にはプレゼントを送ったのだけど、
そのお礼の電話で言ってくれた言葉。
「私は、あなたを本当の娘のように思うつもりでいるからね」
・・・ちょっと、泣いてしまった。


「結婚」は、私が思ってたほど、こわいものではないのかも知れない。
もしかしたら、しあわせで楽しいことがたくさんあるのかも知れない。
もちろん、甘くはないんだと思う。それでも。
なんとなく、前に進んでみようと思った。プラス思考でね。

会社での環境の変化も、なんとなく決心をつけるきっかけとなった。
みんなが、みんなで手をつないで歩くのではなく。
私は、私の道を歩いてゆかねばならないんだと。気づかせてくれた。


今は、随分と落ち着いた気持ちだ。
むしろ、他人事のように。(笑)
全然、実感がないまま時間が過ぎてゆく。
こんなんでいいのか?ってくらい。
「みんな、そういうもんだよ」って誰かが言った。
ふとした瞬間、不安にもなるけど。
直前あたりには、また逃げ出したくなるかもだけど。
今は、とりあえず前向きな気持ちです。
「書く」こともね。やめなきゃいけないのかなぁって、それがイヤで。
でもそれは、私次第。書こうと思えば書けるよね。きっと。

なんとかなるさ♪
そんな心意気でいこうと思う。


長くなってしまいましたが。
ここまで読んでくれてありがとう。
これからも、こんなデコラを宜しくお願い致します。

以上、デコラの告白でした。




来週、指輪を買いに行きます。










decora