デコラのひとりごと。
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2003年04月04日(金) くつしたがない。

おえー。
読み返すと、自分の「いい人ぶりっこ」さ加減に
吐気すらする思いです。恥ずかしい。
そんな自分に最近ほんのり凹んでました。デコラです。

それでも今日は嬉しかったので、書かせてください。

その後、後輩は火水と会社を休み、
木曜日の朝から電話して会社に連れていき、
不安定ながらもどうにかこうにか1日を終えて、
金曜日の今日は如何なものか?と思っていたら、

嘘のように元気でした。

まったくもって、以前の彼女。
帰りに服を買いに行って、御飯も食って。
駅まで近道しようとした私たちは
道を間違えて、神社横のヘンな路地に迷い込み、
そこはもう都会の中とは思えないほど真っ暗で
人っ子ひとり歩いてなくて、私は言いました。
「・・・なんかここ、こわくない?」
次の瞬間、私たちがお手てつないで走り出していた
のは言うまでもない話です。
「こここわいと思ってたけどー!恐くて言えなかったとー!」
走りながら、彼女が叫ぶ。私は応える余裕もない。
必死こいて走って、出口らしき大通りが見えたところで事件が。

・・・私の靴がすっぽ抜けた。
・・・しかも、靴下がなーい!

私半泣き。うひゃひゃひゃひゃー!と後輩が笑う。
私、かぽかぽの靴を履いてたんですね。
靴下は、靴にすっぽり隠れるタイプのレースのやつでした。
一瞬のうちに、いろいろ考えました。
靴下を探しに戻るか、靴下を諦めるか。
あのタイプの靴下、3つしか持ってないんだよな。
新しいの買うか?でも結構、高いんだよねアレ。
ていうか、いつのまになくなったの?
でもよくよく考えてみたら、靴より先に靴下が脱げるわけないんです。
のび太くんばりに「めがねめがね」いや「くつしたくつした」と
必死に探していたら。靴下、前方にありました。飛んでいってたみたいです。
見つけた靴下を手に「行こう」と再び走り出そうとする私に、後輩が冷静なひとこと。
「ていうか、靴下ちゃんと履きましょうよー」
ほらほら荷物持っててあげるから。
とか言ってゲラゲラ笑う。ヒーヒー笑う。笑いすぎて、
「あー、腹筋が痛いー!(><)」
とか言ってるあなた、本当に昨日までの人と同じ人?


嘘みたいだな、ホント。
今日の彼女は本当に紛れもない彼女で。
そんな彼女とは永遠に会えないような気すらしていたのに。
そう私に思わせるくらいに、あの状態の彼女は絶望的で。
彼女が彼女に戻っているときには、それは不思議な感覚らしいのだけど。
私もあれは夢だったのか?とか思う。
うーん。でも油断はできない。波があるから。
また繰り返す可能性がないとはいえないからね、残念ながら。

1日1日を、乗り越えて。
来週にはまた、今日みたいな彼女に会えたらいいな。





decora