七竃雑記帳
桂木 炯



 珍しいチョイス





私には珍しいチョイス
そして

当たりでしたね、

いえ、本の話なのですが

他の本を探しに行って
まったく違う売り場で2冊も手にして帰ってきてしまいました(笑)


初版が2002年なんですね
で、この夏映画化らしいです、竹内結子ちゃんと玉山鉄二君で


「恋火」
松久淳+田中渉 共著


ま、タイトル的に私が手に取るのは珍しいというだけの話ですが(笑)
フタを開けてみればファンタジーでした

文字慣れしている人なら1時間以内で読めます
1作目は子供が読んでもいいんじゃないかなという柔らかい書き方
この3作目はとても、映画にしやすい感じの流れを持つ文章
ということは、簡単な文字数だけで
ものすごく絵が浮かびやすい、すごい文てことなんだけど
特にこの作品は場面転換がとても魅力的でした
(しかし、共著ってどうやって書くんだろう?)

これね
シリーズ物なんです

「天国の本屋」シリーズ

何が問題って
1作目:「天国の本屋」→「かまくら春秋社」
2作目:「うつしいろのゆめ」→「木楽舎」
3作目:「恋火」→「小学館」

1作目は話題作でもあったらしく比較的見つけやすいんです
3作目は勿論大きな出版社なのでいわずもがな
問題は2作目・・・いまだ手物にございませんハイ
こりゃ注文だなぁ・・と思っていますが

舞台設定は同じで
毎回軸となる人物が変わるオムニバス作品
なので、バラバラに読んでも問題ないんですけどね
やっぱり「シリーズ」とつくからには通しで読みたいなと思って

「天国の本屋さんに短期アルバイトとして雇われた
 地上の人々が遭遇するいくつかの感動」といった所でしょうかね

良い本てどういうものだろう?って
聞かれたときに「こういう感じかもね?」と答えるのに
丁度よい長さとサイズと価格の本でした 


2004年02月01日(日)
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