今日もガサゴソ
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2004年07月10日(土) ペロちゃん

小学校高学年の頃から数年間、母の妹一家が
隣の家を借りて住んでいました。
弟よりちょっと小さな従兄弟が二人いました。

叔父は布団の行商をしていて
お店を持つ準備をしていました。

ある日、叔父がお得意先の喫茶店で飼われていた
ペロちゃんという名前のインコをもらってきました。
一年ほど飼われていたのだそうですが
ギャーギャーという叫び声が
とても迷惑で、扱いかねるということでした。

叔父曰く、うるさい環境だったので
ペロちゃんも辛かったのだろう
静かな家庭に置けば
ペロちゃんも大人しくなって
言葉も覚えて楽しいだろう
インコは長生きするペットだというから
可愛がればきっと応えてくれるだろう、というのでした。

ペロちゃんは全体に緑色で
なんという種類のインコかわかりませんでした。
セキセイインコよりはかなり大きいけれど
大型のオオムとも違うようでした。

初めの頃は、いたたまれなほどギャーギャー叫ぶばかりで
クラクラしました。
元気な従兄弟たちが暴れると
(どこが静かな環境なのか!?)
ますます叫んで、カゴの中で大暴れをするのです。
それでも機嫌の良いときは
からだを揺すりながら
ペロちゃん♪ペロちゃん♪と歌うように喋るのでした。

ペロちゃんは繰り返し聞いた言葉を覚えるようでした。
懐かしのテレビドラマで(寺内貫太郎一家、だったかなぁ)
樹木希林さんが扮するおばあちゃんが
度アップの沢田研二さんのポスターの前で叫ぶ

ジュリ〜〜〜〜ッ

っていうのを覚えたときは大笑いでした。

次第にペロちゃんは落ち着いてきて
外の小鳥の鳴き真似をしたり
挨拶を覚えたりして暮らしに馴染んでゆきました。

ペロちゃんが一番大好きなのは
叔父さんで、叔父さんの車が帰ってくるのが
かなり前からわかるようで
そわそわして、キョロキョロという可愛い声を出し、
身繕いをしてパパの到着に備えるのでした。
ペロちゃんが雄なのか雌なのかわからないけれど
パパに恋をしている様子からすれば
絶対に雌だと思いました。

ちょっとした隙に脱走して
外に出た途端にカラスに追い回されて
高い木から降りてこなくなったりなど
ちょっとした事件はありましたが
ペロちゃんはあれから30年以上も元気です。

一昨年、叔父が亡くなって
ペロちゃんは寂しくなったかも知れません。


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