今日もガサゴソ
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2004年07月07日(水) 巣箱

実家の庭のツゲの木の幹に
鳥の巣箱がくくりつけてあります。
大人の胸位の高さで、なんとも中途半端な位置であります。

父にいわせれば、
座敷にくつろいで座っている時、
目の高さに巣箱があれば観察に都合が良いんだそうで....
そんな巣箱に営巣する鳥もあるまいと思ったら
鳥の住宅事情が悪いのか
入居する鳥もたまにあるのであります。

十年ほど前、私が亭主とともに
実家に住んでいたときにも
セキレイが入居しました。

庭の一角にヤマモモとツゲと松が
かたまった一角があって、
テッセンなんかが絡んでいるものだから
剪定も思うように出来なくて
うっそうとした茂みでセキレイが騒いでいて
私たちが庭に入るたびに警戒して大騒ぎをする日が
続いていました。

なんとなく気になって
ツゲの木の巣箱のフタを開けてみたら
数羽のヒナが一斉に見上げるではありませんか!
鳴き声も漏らさず!
いつの間にかヒナが孵っていたのです。

その日から
私たち一家は庭の出入りを控えて
暇があると座敷から巣箱を眺めるのでした。
ヒナが大きくなってくると親鳥は
餌を運ぶのが大変そうでした。
父はビデオカメラまで設置して有頂天でした。

私がヒナを見た日から
何週間くらいだったか、もう忘れてしまったのだけれど
巣立ちの朝のことはよく覚えています。

ヒナたちが巣箱のある木の茂みを枝づたいに
ちょんちょんと高い方まで移動して
電線の上で励ますように騒いでいる親鳥のそばまで
飛び移ってゆくのです。

一羽だけちゃんと飛べなくて、ふらふらと落下しちゃう子がいて
ハラハラさせるのです。
その子は庭の真ん中あたりの
ピラカンサスの木の枝で往生しています。
野次馬根性丸出しのスズメたちとセキレイの親子たちが
大合唱しています。
全部の子が電線に飛び移るまで二時間以上も騒ぎは続いたのでした。


何日か経って
カラスがバサバサとツゲの木にやってきて
巣箱のフタをくちばしで開けて中を覗いたときには
ギョッとしました。

ヒナたちが巣立ったあとで良かった。
父をせっついて
巣箱のフタに簡単なカギを付けてもらいました。





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