今日もガサゴソ
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2004年04月08日(木) 地下足袋のはなし

中東情勢が緊迫しているので
不謹慎な話題かも知れませんが
30年も前のイランのことなので勘弁して下さい。

母方の伯父がイランに行っていたことがあります。
石油のパイプラインの仕事で
伯父は重機のオペレーターでした。

東北と九州出身者がなぜかイランの人々と気が合うらしくて
現地では仕事を越えた
人々との交流もあったようです。
仲良くなると、
ちょこちょことプレゼントを交換しあったりしたそうです。

イランの人に人気があったのは
日本の肌着だそうです。
洗濯物を呑気に外に干していると
ほいほい持っていかれちゃうほどの人気だったそうです。
しかし、絶対に持ち去られないのが
地下足袋だったそうです。

日本の働くおじさん、お兄さんの地下足袋、
カッコイイですよねぇ。
でも、イランの人々は
その足を怖そうに見るのだそうです。

日本人の足は鳥と同じなのか?

地下足袋のことをそんな風に考えたことはなかったよな。


伯父が、任期を終えて帰国するとき
親しくしていた現地の人が泣いて引き留めるのだそうです。
俺の娘と結婚してここに留まれというのだそうです。
日本には妻も子供もあるというと、
連れてこいという。
イランでは3人までお嫁さんがもらえる。
何のモンダイもない。

伯父はスポーツバックいっぱいにピスタチオを詰めて
帰ってきました。
日に焼けて、あごひげをたくわえて。
あの国には男のロマンがあった、と懐かしんでいました。
もう一度、あの国に行きたい、と云っていましたが
しばらくして革命が起こりました。

中東の情勢を聞くたびに
伯父から聞いたことを思い出します。
人なつっこくて誇り高い人々。

たくさんの国があって
いろんな履き物があって
お互いの国のちょっとした違いを珍しがりながら
武器なんか持たずに訪問しあえたらいいのにね。






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