今日もガサゴソ
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2003年12月08日(月) すみか

子供の頃、家の裏手にニセアカシアの林があって
そこを『すみか』と呼んで
楽しく過ごしていました。

父が登山用のザイルを使って
ブランコを作ってくれて
私はそこで
ひとりで遊ぶのが大好きでした。

草を摘んでままごとをしたり
ブランコを漕いだり
木漏れ日を拾い集めるようなことをして
楽しんでいました。

小さな林だったはずですが
不思議な静けさに満ちていて
地域の環境からは隔絶されていたような印象が残っています。

友だちとケンカしても
大事なものをなくして悲しくても
私には『すみか』があるからいいや、って思っていました。
誰かと一緒だと
ひとつも面白い場所ではないのが
不思議でした。

ある時
近所の大きいお兄ちゃんたちが
そこでたくさんガラスの瓶を割って
ブランコを壊してターザンごっこをしていました。

ガラスが危ないので遊ぶことを禁じられて
悲しくて悔しくて
お兄ちゃんたちが憎くて仕方がなかった。

そうしているうちに
地主さんが家を建てるために
すべての木を切り払ってしまいました。

憎しみはつのるばかりで
たくさん穴を掘って
ガラスのかけらを埋めました。






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