今日もガサゴソ
INDEX|戻る|進む
結婚してから 同じ年代の友人に恵まれないことが 多かったのだけれど
亭主と二人で 私の実家を離れてコチラにきたとき 少人数のキルトのサークルで 文学の話ができる友人ができました。
間もなく私が家を建てるため 隣町に越してからも ちょくちょく行き来をして 大汗をかき、湯気を立てるほど 夢中になっておしゃべりに興じていました。 彼女には二人のお子さんがあって 幼稚園だったり学校だったりお稽古やらPTAやら 用事も多いけれど 中身の濃い時間を共有しました。
思いがけず 私が妊娠して、のんきに出歩く機会が減ってから なんとなく彼女と会う機会が減りました。 健康のため歩くことにしたの。 チラシ配りのアルバイトを始めたわ、といいました。
お産の後 三日目くらいだったか 彼女が病院を訪ねてくれて 一緒にお昼を食べました。
チビ助を抱いて 彼女はさめざめと泣くのです。
赤ちゃんが 無事に生まれて良かった こんなに可愛いのに ごめんなさい 赤ちゃんにあなたを奪われると思って 嫉妬して あなたに会えなかった こんなに可愛いのに 憎くて憎くてたまらなかった ごめんなさい え〜ん、え〜ん チラシ配りなんかして 当てつけがましく忙しいふりして ごめんなさい え〜んえ〜ん
私は亭主にだって こんなに愛してもらっているだろうか、と思って 一緒に泣いてしまいました。
彼女を悩ませる、情の深いご主人や 二人のお子様を疎ましく思っていたことは 未だに秘密にしています。 許されよ。
|