今日もガサゴソ
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2003年05月20日(火) やめなさい

やめなさい、と一日に何度云っているだろう。

制止すれば、反抗して
ますます危ないことをしてくれる三歳児。

痛い目にあえばやめるだろう、と
なるべく様子を見るようにしていたのだけれど
敵は、意外に痛い目にあわないので
自信を持って
いたずらの度合いを深めていくようだ。


私自身が
人に指図されるのが大嫌いで
一番云われたくない言葉が
「だから云ったじゃないか」
この言葉を自分から言いたくないために
毎日、何度か、胃のあたりがねじれるような気分になる。


本棚の本は置き場所が決まっている。
そうしないと必要なときに取り出せないから。
そんな私の都合はお構いなし。
チビ助はチビ助なりの美学があるらしく
本の入れ替えを繰り返す。
特に大切な本は
云われなくてもわかるらしく
昔の岩波文庫の半透明のワシャワシャしたカバーを
むしってくれたり、
徳川家康と村上龍をまぜこぜにしたり(どちらも黄色の表紙)

本棚をかき回されると
脳味噌をかき回されているみたいで
ざわざわしてくる

本棚を元通りにしているうちに
ペン立てをぐちゃぐちゃにして(日に三度ほどやっている)
とうとうカッターナイフで
小さな可愛い指に
切り傷をふたつもこしらえた。

血が止まらなくて焦ったようで、
なだめるのが大変だった。


おかあさんは意地悪で「やめなさい」と云うんじゃないのよ。
危ないからやめなさいというのよ。

毎日、言い聞かせているんだけれど
うなずいているのはその時だけ。


明日もペン立てをぐちゃぐちゃにするだろうか。
痛い目にあって、なにか理解するだろうか。


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