いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2004年06月22日(火)  飴と鞭

 仕事の担当女性は 職員の中に
 「嫌いな人」がいるのです
 私が担当するようになってから
 ずっと嫌がっているのは知っていますが
 今もって継続しているのです

 何がどう嫌なのか 時々聞くのですが
 例えが悪いのか そのくらいの事が嫌なの?
 と 思うことなのです
 された感じと 口で説明するのとは違うものですから
 きっと その場はどんよりムードなのでしょうね
 
 日課のお散歩をしながらお話します
 例えば・・・
 食堂の場面で 夕食を食べ終わって
 部屋に帰りたいといっても
 容易に連れて行ってくれず
 時には一番最後にされる・・・・とか
 かばうわけではないのですが
 職員としてみたら 手順というものがあって
 車椅子の人や 要介助の人が優先されるものです
 それにこの女性・・・帰る気になれば
 自力で帰れるのです
 まぁ・・・
 『自分で帰れるなら帰ってほしい気持ちもあるのでは』
 とか・・・
 『手順のいい人から送っているから 仕方が無いのかも』
 とか・・・
 わかっていただこうとお話しすると
 うんうんと頷くのですが・・・
 言葉で説明してしまうと 彼女が受けたものとは
 ニュアンスが違ってしまうみたいですね
 それも察するものがありますが・・・

 ちょっと気分を変えて
 『私のほうがよーーーーっぽど厳しいでしょうに?』
 ときくと
 「全然厳しいこと無いよ」
 と答えます さらにもう一押し
 『私は ○○さんの体の機能が衰えないようにしたいだけなの
  厳しいと思われたりこわいと思われて
  嫌われてしまったとしても
  ○○さんが 色々とできるようになるんだったら
  仕方ないと思っているんだ』
 というと 嬉しそうに「ふふふ」と笑っていました

 このところ本当に良く頑張ってくださいます
 不安を言葉に出しながらも 行動しているのです
 とても嬉しいことだと思います
 例えば・・・
 トイレは自分で決めた場所に自分でいく
 食事は食べ方を聞かずに食べられる
 飲み物は自分で用意する
 飲み終えたら台所に持って行き水を張る
 食後の口腔洗浄は自力でする
 当たり前のことですが 24時間付き添い婦をつけて
 上げ膳据え膳で世話をさせていた彼女にとって
 すごい努力をしないとできないことでした
 7か月間の成果なのです
 本人に頑張る気持ちがあればこそなのです

 1人でできるようにするには
 散歩のたびに要所要所にあるトイレの場所を覚えていただいたり
 食事はお粥と混ぜると食べやすいことを知っていただいたり
 かたくて開かない牛乳の蓋は
 プラスチックの薬の蓋に変えて簡単に外れるようにしたり
 お湯と水がちょうどいい温度で出るように
 台所の水道のレバーの位置に印をつけたり
 口腔洗浄の順序を毎日毎日訓練したり・・・
 自立を促すためには
 ある程度のお膳立てをしなくてはならないのですがね・・・
 
 そんなわけですから・・・
 その職員が「夜勤になったらどうしよう」と
 この女性には一大事なわけです
 毎日 明日の夜勤者を調べて私がメモ書きしてきます
 6人くらいの職員が交代で夜勤に入り
 後はパートでやりくりしているようですが
 1週間に1度はまわってくるのですから
 どうしようもないです
 今夜もその職員が夜勤なので
 「困ったなぁ・・・」の連発でした
 「明日は早く来てや」
 『はい いつもの時間に来ますよ』
 「早く来て な」
 『・・・・頑張ってみますね』
 「たのみます」
 『大丈夫 ○○さん うまくできますよ』
 そんな別れをして帰るようです
 
 何ができて何ができないか
 何はできるようにならないと困るのか
 何はできなくてもいいとするか
 年をとって衰えていく体に どう対応していくか
 難しいところです
 自立できるように自分でできるようにするためには
 こちらの準備が必要なのです
 全てしてしまうことは お互いのためにもならない気がします
 やったという達成感 自分でしたと感じる満足感を
 感じ取っていただくために
 私も頑張らなきゃなのです 
 


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