人は いくつになっても褒められたいものです
93歳の担当女性は とにかく人に頼ることしか知らない人 そんなに頼っていたら 息を吸うのさえ 誰かに頼らなくてはならなくなりそう 人らしく・・・ 残り少ない人生を 人らしく生きて欲しいと願うことからはじめたこと ゛自分でする゛ということ 自分で動くこと 自分で考えること 動いたことで結果が出たこと 考えたことで自分に自信が持てること その喜びを味わっていただこうと 悪戦苦闘を続けています
「入れ歯がおかしい」 彼女と出会ったときから 彼女が抱えている 今の彼女の人生最大の悩みです 入れ歯安定剤を変えることから始まり 自分でできるようになることへと視点を変え 私は口だけで一切手を出しませんでした 安定剤を薬局に頼むところは私がしますが 歯をはずして洗い 口をすすぎ 安定剤を塗り 口に入れる これをするのに1時間かかっていたのが 2ヶ月ほど過ぎた昨日 5分で終えたのです まずは自分でしようと思ったことを褒め 私を頼りつつも自分が動いていたことを褒め 最後までできたことを褒めました 褒めて褒めて褒めちぎり・・・ 今朝は私が来るのを待って 歯を取り替え始めました 「見ててや いっしょにやってな」 『うんうん いいよ いるだけならね』 そしたらぶつぶつと文句を言いながら はじめたのです 「何もしてくれへんな」 こんな独り言もまじえながら・・・ 「できた」 わずかな微笑を浮かべて 私に褒めてくれといわんばかりです 『すごいすごい すごいねぇ 1人でできちゃったね』 思いつく限りの褒め言葉を並べてみました 何を言ってるの とか ばかにしてるのか なんて 大人の感情ではないのでしょうか 子供のように喜んでいました
なんでも 私が出勤するまで 「まだ来ない」 「時間じゃないけど来るかもしれん」 と ずっと待っていてくれたそうです 93歳の 娘ができました ふふふ
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