昨日の深夜 ツバメはあっという間に硬くなっていました
1羽になってしまったことから 体温調節がしにくくなったのではないかと ホットカーペットを弱めにして 下に紙を重ねて調節し 一夜を明かすことにしました 半ば諦めているとはいえ 大切な命と最後まで向き合わなくてはと 丁重に扱います 綺麗に汚れを落として美しい黒光りのする羽根になり 飛べるのではと針の先ほどの希望もありました 何度となく様子を見ると しっかりと足で立ち 落ち着いた息もしていたのです さてそろそろ寝ようかと 最後の見回りをすると 硬くなっていたのです
今まで死んでしまった雛は 羽根を硬く閉じて 生きているときのような柔らかさがまったくなく コロリと1つの物体のようになってしまいました ところが最後の1羽は綺麗に羽根を開き まるで・・・まるで・・・ 飛ぼうとしているかのようなのです 羽ばたこうとしたのでしょうか・・・ 羽ばたく夢を見ていたのでしょうか・・・ 小さなツバメの小さな夢・・・ささやかな期待・・・ そんなもので胸を膨らませていたのかもしれないと思ったら 突然泣けてしまいました 「ごめんなさい・・・・」 五つだったツバメの命は 一つもなくなってしまいました 五つ子ちゃんの親鳥は 今頃どうしているのでしょう・・・ 新しく卵を産んだのでしょうか 今年は諦めて そのまま渡ってしまうのでしょうか いつの間にか渡ってきていつの間にか渡ってしまうツバメを 今年はこんなに間近に感じることができました もしもまた落ちていたら また家に持ってくることでしょう まずするべきことは 親鳥の近くに戻すこと 親鳥が育てるように考えることが先決です 何とか育つかもしれないという拾ってしまった責任感は 捨ててしまうべきなのかもしれません 自然にかえす これは守るべき自然との約束です
はばたき
両羽根を広げて
息絶えたツバメ
まるで神様の下へ
飛んでいったみたい
「神様・・・あのね
僕の羽根
こんなに黒く美しくなりましたよ
こんなに力いっぱい飛べるようになりました
初めて力いっぱいはばたいて
あなたのところまで飛んできたのですよ」
嬉しそうな神様の笑顔に
安心したツバメは
高く低く いつまでも飛び続ける
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