いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2003年01月16日(木)  ありがとう


 一昨日の夜のこと
 おばあちゃんが倒れて運ばれたと電話が入る
 体が震えた
 おばあちゃんが・・・・逝ってしまう?
 抑えきれない不安が 涙になって流れてくる

 病院に急いだ
 待合室で1人待つ母
 「朝 この状況がある程度予知できた」という
 落ち着いていた「来るときがきたと思っているから」
 そんな母の言葉が耳に入るか入らないかのうちに
 救急治療室からのうなり声・・・
 「あれが・・・おばあちゃんの声・・・?」
 その声は太く低く 本人のものとは思えなかった
 
 完全看護のため ひとまず帰宅
 電話を耳元において うとうとする
 
 朝までならなかった電話
 私に気遣ったのではと 嫌な疑心がよぎる
 子供たちを送り出し すぐに病院へ
 父と兄がいた 「遊び始めたぞ・・・」
 兄のわかりにくい説明
 急いで病室へ走る
 母がいた 「意識が戻ったのよ」
 6時に危篤状態で呼び出されたことを知った
 やはり私に気遣ったのかと 胸が熱くなった
 間に合ってよかった
 「おばあちゃん」複雑な思いでいっぱいになる
 涙が止まらない 
 「久しぶりに会えたねぇ お世話になりました
  色々とありがとうね おじいちゃんも私も
  お世話になっちゃったね・・・」
 あ・・・の・・・
 回復するの?また元気になるの?
 戸惑った
 
 それからの1時間あまりの間
 部屋のどこに何があって誰に渡して欲しい
 とか 母に長いこと迷惑をかけた とか
 楽に逝かせて欲しい 今から逝きますね さようなら
 などを繰り返し何度も話した
 「わかったから・・・もうわかったから
  大丈夫・・・おばあちゃんは大丈夫」
 涙が止まらず 声に力が入らなかった
 「おじいちゃんは来てくれたの?」
 母が聞いた
 「傘を持ってね おじいちゃんが来たの」 
 おばあちゃんは 降られ屋だった
 出かけるときは雨 折りたたみの傘は欠かせなかった

 「朝呼ばれたときは 意識がなかったのに・・・」
 母も戸惑っていた 「きっとお別れを言いに来たのかもしれないね」
 私にはそんな気がしてならなかった
 間もなく 家に帰りたいと 布団をはいで
 起き上がろうとする
 何度か抑えた後 少し咳き込み
 意識を失ってしまった

 静かに呼吸が消えていく
 消えていく・・・
 呼吸停止
 心拍が続いた 呼吸停止から5分・・・20分・・・
 呼吸が止まっているのに 心臓が動き続けた
 点滴に入っている 心臓の薬のせいかもしれないと
 点滴を止めてもらうことに
 それでも心臓は 止まらなかった
 「おばあちゃん さよならだね・・・」
 おばあちゃんの心臓は 静かに・・・静かに弱まる
 ゆっくりと 消えていく命
 ありがとう・・・心の中で何度もお礼を言った
 ありがとう おばあちゃん おじいちゃんと仲良くね

 家で逝きたかったおばあちゃん・・・
 看護婦さんに綺麗にしていただいて 帰宅した
 「ただいま 家に帰ってきたよ」
 おじいちゃんの大きな遺影は 笑顔で迎えてくれた
 『おばあちゃん さぁ 逝きますよ』
 そう言うようにおじいちゃんは 安心した穏やかな笑顔に見えた
 『おばあちゃんはね 1人では何もできないから』と
 最期に病院で何よりもおばあちゃんのことを気にしていたから
 これで一安心していることだろう

 おばあちゃんの遺体はお寺方の都合で
 2日間家に置いて 居られることになった
 
 両親が両養子になり 孫ができ ひ孫ができ
 最後のときに 身内みんなに見取られて 苦しみや痛みもなく
 眠るように逝ってしまったおばあちゃん

 幸せでしたか?私はおばあちゃんに出逢えて
 とても とても幸せでしたよ
 感謝しています 

 おばあちゃん どうもありがとう 




   さいごに・・・


  命が消えていく時に

  あふれる感謝の思い

  伝えているのは魂
 
  湧き上がるように

  言葉が続く

  すべての言葉が体から離れたとき

  魂は満ち足りて

  別れていく

  

  

  






 


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