クー・・・・ ずぅっと洗ってやれなくて ごめんよ・・・ 美しい黒い毛は 埃だの雨だので 粉ふき芋のようだね・・・・ どんな君であっても かわいいよ どんなに香しくても 男前さ・・・
夕べから クーの様子がおかしいのです ある一箇所に 狙いを絞り込んで クンクン・・・クンクンクン・・・ と 鼻が壊れそうなくらい嗅ぐのです そうしては クシュン・・・ブシュンです 止めればいいのに 懲りずに クンクンクンクン・・・ 夕べは暗い中 懐中電灯を照らして どこどこ?なになに? と 彼の行動にお付き合いしました ねずみかしら・・・鳥でも死んでいたりして・・・ そう思ったら 怖くなって クーを引き離してしまいました なかなか離れなかったのですが・・・ 抱き上げても とがった鼻だけは そっちを向いていて・・・・ こっちむくの!!って言ったら 「あ・・・・はい・・」 ってやっと 抱っこされたほどです なに?なにがあるって? 「うーん・・・それがわからないから 困るんだよね」 って・・・わかってないのか・・・ でも・・・匂うわけね? 「そうだよ じゃなきゃ アロエの茂みに 大切な鼻を突っ込まないってば!!」 それは・・・ごもっともで・・・ そんなことがあっても 昨晩は静かに寝てくれました
今朝 外の鎖につなぐと また夕べの場所に 鼻を突っ込みます うわっ・・・今日もぉ? 「あ・・・朝だから・・・よく見えるし・・・ ほら・・・このへんだよ」 どれ・・・? 何も・・・いないじゃないのぉ もぉ よしなさい 「おっかしいなぁ・・・なんだったのさ?」 そんな目で見られても・・・私にはわからないなぁ 「ちぇっ つまんない」 アロエの隙間から 軒下へ入り込まないように 板を置きました 「そんなことしなくったって 入んないよっ!」 とは思うけどさ・・・まぁ・・許してよ・・ 君が出て来られなくなるのが心配なだけ
クーと2人 いや ひとりと一匹 首を傾げる出来事でした
クーの鼻
それだけとがっていたら
よく匂いがわかるだろうね
お豆腐やさんの匂い
パン屋さんの匂い
煮物の匂い お肉の匂い
でもさ
嫌な匂いも入ってきちゃうね
蚊取り線香 焚き火の煙
・・・・ごめん
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