三楽の仕事日記
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2010年09月24日(金) 学びが深まる異業種交流会

 国からスクールソーシャルワーカーの実践資料が届く。熟読。メモ。大阪府立大学の山野則子氏は次のように述べている。

 社会福祉の視点から見ると、ソーシャルワーカー実践が「学校」に拠点があることの意味は大きい。その理由は2点。1点は小中学校は特に義務教育で子どもの状況を全数調査できることである。2点目は学校は生活に密着した子どもや家族にとって大変身近なところである。

 スクールソーシャルワーカーは、教師とともに、虐待者である親や非行少年の生活そのものや周囲の状況、成り立ちのプロセスに眼を向け、親の立場や非行少年の代弁も含めて援助活動を行うことだ、
とも言っている。

 各教委での実践報告を見ると、確かに成果が上がっている。本県でも一昨年度まである地域で実践。(現在は予算の関係で廃止)。手応えはあった。学校には「スクールソーシャルワーカー」も「スクールカウンセラー」も「心の相談員」も「家庭相談員」も、視点を変えて「ICT支援員」も「少人数対応」も「生徒指導加配」も「日本語教育対応」も・・・・・・、書き始めたら切りがないほど。皆さん、とても大切な方だと分かっているが・・・・・・。 

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 今日は久しぶりの懇親会。恒例になりつつある4人の異業種交流。さっそく僕から情報提供。「教育の情報化ビジョン(骨子)」と「学校評価」について。つづいて質問。

 先日、伊藤先生から教えていただいたフレーズ「現代の学生にとっては、就職とは職業に就くことを指すのではなく、むしろこれから職業をさがし始めることを意味するのだ」(黒井千次「働くということ」講談社現代新書1982年3月)を読み上げて、これについてどう思われるかとお聞きする。

 3人とも同感とのこと。話は一気に盛り上がる。ある方がご自身のこれまでの歩みを語られた。自分が行き詰まったのは、素直でなかったことだと悔やまれた。その言葉に呼応して、書籍「松下幸之助の哲学」でも一番初めに出てくることが素直であることですよ、と情報提供。

 お二人は経営者。このことをご存じないはずはなく、話題は松下幸之助から中村天風、船井幸雄からの学びへ発展。さらに政治、経済、福祉の話などが続き、今日も良質な話をお聞きすることができた。また、それぞれの方がご自身のフィールドで勉強会を開催されていることも知った。皆さん、学び続けるためにいろいろな工夫をされている。

 酒量はいつもより多いが、刺激をしっかり受けての帰宅。やる気満々(笑)。しばらく横になってから、皆さんから届いているスクール55コラム「若い教師が元気になる先輩の失敗談」の原稿読みや送付など。
 


2009年09月24日(木) もう少し視野を広げられた方が・・・
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2007年09月24日(月) 政治が動く
2006年09月24日(日) こういう日も
2005年09月24日(土) 上方講談で小牧の歴史を楽しむ会チラシづくり
2004年09月24日(金) 論文書き
2003年09月24日(水) 雨、雨、雨