三楽の仕事日記
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2010年09月17日(金) 大阪府立図書館から届く

 さわやかな風が吹く気持ちの良い1日。庁舎の廊下窓を全開。秋を感じさせてくれる風がうれしい。当地区の中学校では体育大会を実施しているところが多いと聞く。今日の天気であれば、健康面での心配は幾分少なく、ほっとされているだろうなと管理職の気持ちを思いながら、いつものように業務。

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 小牧市図書館に「中等科数学科教育学序説 杉山吉茂教授講義筆記」という本をリクエストした。届いたとの連絡をもらったので受け取りに行く。

 手にした本の所蔵先「大阪府立図書館」という管理シールを見てびっくり。思わず「この本は大阪から取り寄せていただいたのですか」と聞いてしまった。リクエストした本が市図書館にない場合は、広域の図書館との連携で取り寄せていただけると聞いていたが、こうまで広域とは!

 期待以上の本だ。杉山教授の大学での講義をそのまま復元した本で、大学で数学教育の講義を受けている感じで読み進めることができる。教授の数学教育観「生徒とともに数学をつくりながら数学を学ばせたい」(例、緑文字)が大いに反映された講義で、問いかけについてしばし考えてみると、そういえば我が大学では柴田録治教授からこのようなことを投げ掛けられたよな、と思い出すこともある。大学生を相手にしたものだが、現職の数学教員、しかも数年過ぎた教員が読むと、授業観をかなり揺さぶられる本だと思った。購入して手元に置いておこうという本に出会うことができた。
 
 こういう見方ができると、子どもと一緒に数学をつくるような授業をすることができるようになります。知っている数学から新しい数学がつくれるのです。上の学年に行けば行くほど、そういうことができるはずです。2000年も3000年もかけて人類がつくり上げてきた数学を子どもがつくれるはすがないと言う人がいますが、子どもがつくれることもあるのです。そういう数学教育をしてほしいと思います。それができるための数の見方、数学の館掛け方を、この授業では話していこうと思っています。

 友人がブログでさっそく大西さんとの新刊本を話題にしてくれた。さっそく購入してくれたとのこと。ありがたい、ありがたい。皆さんもぜひどうぞ。


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2007年09月17日(月) 今年も敬老の日に落語
2006年09月17日(日) 光祭(体育部門)アップ
2005年09月17日(土) 光祭 体育部門
2004年09月17日(金) 音楽会の要項づくり
2003年09月17日(水) 体育大会全体練習一日目