三楽の仕事日記
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2009年12月28日(月) 県庁での三度目の仕事納め

 仕事納めの日。終日、「平成22年度教員研修の手びき」の校正に集中して1年間の締めくくりをしようと思って出かけたが、そうは問屋が卸さないのが現実。にわかに忙しくなったのは、12月25日に政府予算案が閣議決定され、初等中等教育局関係の状況が発表されたからだ。

 文部科学省サイトのここでその情報は分かるが、我々がやらなくてはいけないことは、さらなる詳細な情報を得ること。とりわけ予算の執行方法。例えば、ある事業は本年度は「委託」であったが、来年度は「補助金」制度へ変更となり、国は全額を出してくれないことが判明。こうなると事業実施への手は、もう挙げられない。今から県予算を確保することは至難の業。また来年度事業が減ることが分かってきて意気消沈気味。

 隣のグループでは来年度の「全国学力・学習状況調査」の実施方法について連絡が入り、本県の抽出率(抽出校数/全校数)についての解釈に喧々囂々。それというのも全小中学校の平均抽出率は31.6%と発表されている中で、本県の抽出率は、小学校も中学校も遥かに低いからだ。友人もブログで「どういうことなのでしょう」と発言している。文科省は抽出率の根拠を一切明記していないのも不思議。

 この種の話には加わりたい質。さっそく「玉置推論」を発表。課室内ではしばらく玉置説が有力情報として流れる(笑)。その後、担当が文科省から情報を手に入れ、我が推論はことごとく外れていたことが判明(汗)。

 その情報によると、抽出率は過去3年間の学力状況調査の県ごとの標準偏差をもとにしたとのこと。抽出率は、愛知が全国で一番低いらしい。ということは本県は各校間の散らばりが全国で一番小さいということだ。(とても素晴らしいこと)したがって抽出校数(率)は少なくても、他県と同程度の精度があるデータ算出ができると判断したらしい。すべて「らしい」情報で申し訳ない。全国から文科省へ問い合わせが入っているだろうから、いずれ正確な情報発信がなされると思う。プレス発表済みとのことだから、マスコミも世間が興味を持つ数値だと思えば、抽出率について取り上げるかも知れない。

 さらに中高一貫教育についての他課との調整のこと、外部からのとても神経を遣う問い合わせについての返答などについて、あれこれ協議しているうちにお昼(泣)。

 午後からも、校正は思うように進まず。結局、140ページほどの原稿を鞄につめる。課長訓示を聞き、グループでミーティングをして退庁。

 おかげさまで術後は皆さんにご迷惑をおかけすることなく、仕事納めの日まで働くことができた。健康であることの幸せを感じて、この1年の仕事を終える。


2008年12月28日(日) ダラダラと
2007年12月28日(金) 仕事納めの日
2006年12月28日(木) 3年マイタウンマップコンクール応募作品づくり
2005年12月28日(水) 鬼門(笑)の馬場先生からありがたい授業分析
2004年12月28日(火) 視察依頼あり
2003年12月28日(日) 実にいいコンサート