三楽の仕事日記
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2008年12月24日(水) 学力上位県の秘訣

 登庁後、メールチェックをしたら、文科省からの「本日18時までに提出」との指示メールにびっくり。22日午後6時に送信されたメールだが、22日は定時退庁、23日は祝日で登庁せずで、今朝の確認となってしまった。すぐにKさんに連絡して、データ作成ならびに送信依頼。〆切15分前に無事文科省へ提出。ふう。

 新型インフルエンザ関連の仕事が舞い込み、Sさんと相談。発生した場合に我が課として取り組むべき事柄を想定して、その動き方について文書でまとめることに。新年早々までの宿題となった。

 幼児教育問題研究協議会、義務教育問題研究協議会の最終会議に向けての課内検討会。幼児協は2年間のまとめの冊子、義務協は実態調査結果の冊子について協議。いずれも労作。昨年度は自分が担当。それだけに苦労がよく分かる。

 ここのところ、ずっと取り組んできた教科書関連のある文書が一応まとまった。これまでよりはずっと明確になったと自負。とりあえず関係課のYさんに持参して、意見をいただくことに。

 日本経済新聞では、お茶の水女子大学教授の耳塚さんが「まなび再考」というタイトルでコラムを連載している。22日は全国学力調査に関わって、「学力上位県の秘訣 良質な授業生む現場文化」と題して、僕にとってはとても興味深いことが書かれていた。要点を書いてみると、

・全国学力調査で好成績を収めた県には、何か秘密があるはずだ。そう考えた教育関係者たちの”上位県詣で”が盛んだ。私も出かけた。
・県教委に聴いてみると「私たちにもわからないんですよ」という返答。施策を聞いても、決定打と思えるものはない。上位県に共通した施策より違いの方が目立つ。おかしい。
・秘密を解く鍵は現場にこそあると思い、訪問する。訪れた小学校のすべての教室でぴんと張り詰めた授業を見た。例外なくていねいな教師たちの言葉が廊下まで聞こえる。授業の質の高さを体感した。
・誤解を恐れず表現すれば、成功の秘訣は文化と表現すべきもののように思われる。


 この「成功の秘訣は文化と表現すべきもの」という見解と「良質な授業生む現場文化」のタイトルには、強く惹かれた。さっそく全国学力調査担当のNさんに授業研究についての学校質問紙の結果を聞いた。なんとなく見えてくるものがあって、Nさんと話し合い、意見の一致をみた。我々の意見は推測の部分が多すぎて、とてもここで書けないが、「全国学力・学習状況調査の分析・活用の推進に関する専門家検討会議委員」を務めてみえる耳塚さんには、引き続き「現場文化」について具体的に書き表していただくことを期待したい。


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