三楽の仕事日記
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2008年09月06日(土) 大草地区で3回目の落語「皿屋敷」

 午前中は、久々の落語練習。といっても、なかなかネタ決まらず。困り果てて、上方協会から届いた月刊誌「んな!あほな」を見ていて「皿屋敷」を思い出す。さっそく米朝全集の「皿屋敷」を読み直す。口に出してみる。徐々に記憶が戻ってきて、なんとかやれそうな感じ。本格的に練習開始。全集を部分読みしながら、すぐに口に出してみる。その繰り返しで、なんとかオチまでたどり着く。あとは、前半の語りが滞りなくできるように部分練習。間に合った。

 大草公民館へ。1時間は講演。「県教委の実情、これからの教育(学力の定義、言語活動の重要性)、挨拶の根本」の3つの柱でお話しする。とても熱心に聞いていただき、話し手としては満足。続いて落語。まくらで県教委の実情を再び。校長職と比べると大幅な給与の減額があった話などの身の上話で大受け。意を決して「皿屋敷」へ。何年ぶりだろうか。虫干しネタだったけど、皆さんのおかげで気持ちよく口演できた。すべてのツボで笑っていただけた。梶田区長さんの「来年もよろしく」という言葉で元気をいただいて、会場を後にする。いつも変わらぬ光ヶ丘中おやじの会の皆様の声援に大感謝。

 岡本薫さんが「教師のためのクラス・マネジメント入門」(日本標準)という本を出された。文部科学省を辞められて、どうされていたのかと思っていたが、本のタイトルを見てびっくり。こんなタイトルの本を出されるなんて。どんなことが書いてあるのかと読み始めたが、主張は次のように以前の通り。あの超ハイスピードの講演を思い出しながら読み終えた。

 国際的・歴史的に見ても非常に高い「同質性」が維持されてきた日本の社会では、「みんなが同じ心(モラル感覚など)を容易に共有できるはずだ」という安易な発想が広く蔓延しています。著者はこれを、「同質性の信仰」と名づけました。これが、「心」=「内心」(思想・信条・良心・価値観・モラル感覚など)の自由を定めた日本国憲法の基本理念としばしば衝突しており、また、日本人自身が進めている「個性化・多様化」(心もバラバラになっていくこと)との矛盾も、あちこちで露呈されています。
 具体的に言えば、さまざまな社会問題を(各人の「自由」であるはずの)人々の「内心」「意識」「心」「モラル」を統一することによって解決しようとするとか、「ルールの問題」を「モラル」で解決しようとする、などといったことが頻発しています。
 特に教育の世界では、先進国唯一の「心の教育」を家庭や宗教よりも「学校の役割」としている日本では、「モラルとルールの混同」が広く見られます。たとえば、「情報ルール」の問題が、日本の教育界では(文部科学省も含めて)しばしば「情報モラル」の問題と呼ばれている、という事例について、すでに述べました。(p159)


2007年09月06日(木) なんとか間に合った!
2006年09月06日(水) やっぱり地域ふれあい学びフェス実行委員会のこと
2005年09月06日(火) 授業のツボ11月号執筆
2004年09月06日(月) グループウエアの活用が進むうれしさ
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