三楽の仕事日記
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2007年12月15日(土) 質の高い協議会は司会の力量

 「となりのクレーマー 苦情を言う人との交渉術」(関根眞一著)を読む。実録クレーマーとのバトル集で、一気に読了。「事実はこんなにおもしろいのか!」。もっとも、これは当事者でないので言えること。事例をもとにしたクレーマーへの対応(教訓)は、教師の世界でも役立つものだ。

 12月11日に愛知教育大学附属名古屋中学校で行われた「GC活用研究会」での岩田先生の提案授業(2)と、協議会(2)での話し合いをDVDで見る。

 この日の研究会は、提案授業(1)→協議会(1)→提案授業(2)→協議会(2)という流れ。授業実践、すぐに協議、それを受けて、他のクラスで授業をし、再び協議するという、これまでの「GC活用研究会」のように、他に類のない展開。仕掛け人は、いつもの通り、愛知教育大学の飯島先生。

 「ほほう」「なるほど」「いい反応だ」「演出がいい」「それはちょっとね」「いいつぶやき」「良い返し」「うっ?」「押さえはいいか?」「いやあ、すごい」「隣同士のやりとりがいい」「そうきたか!」などと、画面に突っ込みを入れながら、授業を楽しむ。このように、ライブでなくても50分間楽しみ続けられる授業は、そうはない!内容の濃い刺激的な授業を見て、休日を過ごせるなんて幸せ。

 そして、もっと楽しめたのは、80分間の研究協議。80分と言えば、ちょっとした映画の時間に相当。固定されたカメラで撮られた味気ない協議会が、楽しめたのは、司会の大西さんの采配のおかげだ。GC研究会の司会は、やっぱり大西さんに限る。とっても良いつなぎ言葉と、鋭い質問、意図的指名で、質の高い協議会となっていた。もちろん、川崎のご隠居らの常連さんの発言も忘れてはならない。「授業とは何か」をしっかりと考えさせてもらえる本質的な発言は、ぜひ皆さんにも聞いてほしい。

 これまで仕掛け人の一人であったGC研究会に参加できず残念な気持ちでいたけど、DVDを見たことで、少しは心が晴れた。充実した休日になった。良い授業を提案された岩田先生+飯島先生に、感謝、感謝。


2006年12月15日(金) 岸裕司さん講演会実現!
2005年12月15日(木) 万博gogoサイトのノウハウを借りる
2004年12月15日(水) 農文協から取材
2003年12月15日(月) 一安心の一日