三楽の仕事日記
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2007年10月05日(金) 額田中学校へ

 年休をとって額田中学校へ。毎年、数学科から指導の依頼を受けていて、ありがたいことに今年で4年目。

 今日もいつものように午前、午後で3時間の授業をみせてもらった。そして最後に数学科のみなさんと懇談。

 今回も思ったこと。このような授業を保護者が見れば、本当に安心されることだろうということ。それは教師が本当に一人ひとりの子どもたちを大切にして授業を進めていることがよく分かる授業だからだ。

 授業のスタートは生徒が書いた前時の数学日記。それをもとに次の授業が作られている。そして、一人ひとりがどのような考え方をしているかを、教師はしっかり把握していて、「へえ、今回は違う考え方をしたんだ」「なるほど、こっちの方法を使うようにしたんだ」という言葉が、随所に出てくる。

 象徴的な場面は、それまでの数学日記に「よく分かりません」と書いていた子どもへの対応。なんとしても今日こそは「よく分かった」と日記に書けるように、とりわけ指導が注がれていた。その結果、その子どもは、これまでの数時間の内容が一気に理解できたのだ。実にうれしそうな顔。見ているだけで、こちらも幸せになる。その子どもが指名された。明るく元気よく自分の考えを述べた。それを真剣に聞く子どもたち。教室のあのあったかい雰囲気。

 見せてもらった授業は、いずれも課題学習。4時間から7時間完了の後半の時間の場面。一般的に課題学習でよく見せてもらうのは、最初の時間が多い。やりやすいからだ。それまでの指導の積み上げがあまり必要ないからだ。ところが額田中学校の数学科の授業では、つねに単元の後半の場面が研究授業として設定されている。そして第1時からの指導の成果をしっかりと見せてもらえる。振り返ってみれば、この4年間、額田中学校数学科から数々のことを学ぶことができた。こうした機会を与えていただいたことに感謝したい。


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